進研模試の結果
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6/16 21:43
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ひ
高2 長崎県 長崎大学志望
自分は歯学部を志望している高3です
先日の進研マーク模試でとても悲惨すぎる点数を取ってしまいました。模試で一喜一憂するなとは言われますがそれどころではないくらいの点数です。
模試の内容がほとんどの教科で長文を読んでから問題を解くなどの形式になっており、自分は国語が大の苦手で生物や国語などで読んで理解するまでに長い時間がかかってしまいます。
ですが、国語が得意な子は数学が苦手でもなかなかいい点数を取っていてほんとに悔しくて学校に行くのが嫌です。
どうすれば模試の点数をあげることが出来ますか。
回答
QUNO
九州大学農学部
すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
初めまして。九州大学農学部の者です。
まず、模試で悪い点を取って落ち込んでしまう場合の対処方法を紹介させていただきます。
①「これが本番のテストではなくてよかった…」と考え、「もしこんな問題が本番で出てきたら、いまの実力では誤答するからはやく身につけよう」と努力してください。本番ではなく、模試でできない部分が出たことは、自分の学力を上げるチャンスが来たんだ!とポジティブに考えたら良いと思います。
②模試は点数化されるため、一喜一憂しやすいです。しかし、もし、共通テストで最悪の点数を取ってしまった場合、逆転を狙うのならば、悲しんでばかりいられません。共通テストが終わった瞬間から2次試験に向けてどれだけ早く切り替えることができるか、これが逆転合格するかしないかの分かれ目だと聞いたこともあります。模試のあと、どれだけ早く切り替え、復習・次の模試の対策を始められるかが次の模試の点数を決める要因の一つになると思います。
私も国語がずっと苦手で、問題文を正しく読み取れず、間違えてしまうことが多くありました。しかし、センター試験では国語は足を引っ張る教科ではなくなりました。私がどのように苦手を克服したかを紹介させていただきます。
【国語】
国語は文章量が多く、スピード感が必要とされます。現代文では特に時間がかかってしまいますよね。
現代文は何度も読み直していたら時間が足らなくなります。まず、文章を読み始める前に問2(必要に応じて問3)の問題文、選択肢を読みます。ここで、何についての文章かをなんとなく理解します。その後、問題で必要とされる部分を読みます。最近のセンター現代文は傍線部の後ろにも必要な情報が書かれているので、意味段落ごとに解答します。意味段落はわかりにくいですが、前後の段落で違う視点・違う事柄について書かれていたらそこが区切りだとしていました。
意味段落漢字・語句の意味は文章中に出てきた時に解きます。
最初はゆっくり、読み間違い・解釈間違いをしないように問題を解く練習をします。その後の演習では時間内にできるか、を重視していました。ゆっくり読めば理解できても、本番でゆっくりするわけにはいきません。センター過去問10年分、センター予想問題を時間内にどれだけ正確にできるかを練習することで、少しずつ時間が短く、正答率も上がるようになりました。
もちろん、答え合わせには時間をかけます。どこの要素が必要なのか、この選択肢のどの部分が文章に反しているのか、線を引いたりして可視化することで、自分がどこまで読んで問題に解答すればよいのかが次第にわかってくるようになります。
国語が苦手な私からすれば、現代文は演習量が実力に出てくると思います。最初は全然わからなくてやる気も起きませんでしたが国語ができるようになったら、ほかの教科も上がると信じて毎日少しずつ頑張りました。そのうち、少しずつですが正答率が上がり、そうすると楽しさも増えてきます。私は1月に入ったくらいにやっと国語の正答率が上がってきて、本当にギリギリだったと思います。(笑)いつ点数が上がるかは人によりますが、早くから始めると、早く結果がついてくることは確かです。
国語力が必要な科目は生物もあります。生物は文章を正確に読み取らないといけません。私は生物で読み間違いが多く、点数が伸びなかったので、どのように学習したかを紹介させていただきます。
【生物】
生物は実験考察問題の文章が長く、意味を読み間違えるとその問題がほぼ全て違うということになるので、正確に読み取ろうとするその姿勢は大切だと思います。
実験考察問題に時間がかかってしまうのは仕方がありません。この問題にできるだけ時間をかけれるようにするには、語句問題を即答できるようにする必要があります。語句問題は一問一答形式の問題集を何周も何周も、問題文まで覚えてしまうくらいやると、本当に即答できるくらいのスピードで問題に反応できるようになります。
そして、実験考察問題の演習を積み重ねることも大切です。模試に出てくる実験考察問題の半分くらいは見たことある問題だった。と思えるようにしたら、初見の問題に多くの時間をかけることができます。生物は問題を読んでもどんな実験なのか分からないことがよくあります。その時は文章の通りに絵・表・図を描いて、イメージしやすくすると分かるようになることが多いです。問題文に線を引くことも大切ですが、パパっと表などを書くと、選択問題では、どこが間違っているかがすぐ分かるようになり、記述問題では、何に注目して書くべきかが分かってきます。演習を積み重ねるうちに、自分流のまとめ方を手に入れてください。
長くなってしまったので、大切だと思うポイントをまとめておきます。
①語句問題を即答できるようにする
→実験考察問題に時間をかけれるようにする
②実験考察問題の演習をする
→初見の問題を減らす。自分流のまとめ方を手に入れる
最後に、国語が得意で数学が得意ではない子がいい点数をとった理由は、国語と数学(またはどちらか)が難しかったからではないでしょうか。
国語はできるようになると、点数が変動しにくいと言われています。難しい問題でも実力を発揮できたのだと思います。
一方、数学は問題によって点数が大きく変動します。簡単・自分がやったことのある問題のとき、点数は高くなりますが、初見・ひらめかなかった問題のとき、点数は思うように伸びません。数学になにが出題されるかは出題者しか知りません。そのため、受験生は穴をできるだけ小さくし、どんな問題にでも対応できるようにならなければなりません。
これは難しいです。全てのタイプの問題に触れること自体難しい上に、数学だけにそんなに時間をかけるわけにもいきません。できるだけ数学の学習時間を減らしてほかの教科に当てる方法は、「やったことある問題は確実にできるようにする」ことです。3年間を通して、たくさんの問題を解く機会があると思います。それが全部できるようになっていたら、夏以降に過去問をする時に成果として出るはずです。
長くなりましたが、終わった模試を他人と比較せず、自分は何ができなかったのか、何ができたのかを確認し、できなかったことを身につけると、周りの人と差をつけることができます。
本番ではなく、今できなくてよかった。とポジティブに切り替え、少しずつ頑張ってください!そうすれば、志望校合格に近づきます!頑張ってください!!
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