模試当日と返却までの復習
UniLink利用者の80%以上は、難関大学を志望する受験生です。これまでのデータから、偏差値の高いユーザーほど毎日UniLinkアプリを起動することが分かっています。
NAOKI
模試の当日は何をすればいいのかよくわかりません。自分は自己採点だけしかやっていないません。その後模試が返却されるまでどのようにしたらより成績が上がるのか教えて欲しいです。
回答
Taiche
すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
まず、模試を受ける意義は2つあると私は考えています。
・自分の現状把握
・勉強の仕方の確認・修正
1つ目の「現状把握」は、苦手分野はどこか?既習範囲は理解できているか?ということです。普通の話です。
2つ目の「勉強の仕方の確認・修正」は、たとえば英語の長文問題は半分以上とれているのに、下線部和訳は0点に近いという時に、「自分には1文レベルの構文把握の訓練が足りてないのでは?」など改善策を把握するということです。
本題です。
模試の当日は、まず自己採点をしましょう。ですから、第一段階は突破できてますね!この際、厳密にできるよう記述問題の解答も必ず問題用紙に転記しましょう。さらに、勘で解いた所には印をつけましょう。
当日にやるべきことは、以下の2つです。
・解けなかった問題を「時間があれば解けたか否か」で分類
・勘で解いたところの解説を読む
1つ目。途中で止まった問題や未回答の問題を時間無制限かつ自力で解けたなら、それは「時間配分の問題」。一方、それでもできなかったらそれは「理解不足の問題」です。
そこで、次の模試までには「理解不足の問題」の分野を理解する・類題を解くことを頑張りましょう!余計な範囲も減らせて、勉強の効率も上がります。
2つ目。勘で解いたところは、問題へのアプローチが分からなかった箇所です。ですから、模試の解説を読んで正しいアプローチを把握しましょう。
大手予備校主催の場合、模試の解説は予備校講師の方が書いているので参考書並にクオリティが高いです。せっかくお金を払っているので、十分に使い倒しましょう。
そして、模試が返却された時に確認することは2つです。
・転記ミス、マークミスがないか
・自己採点と採点者採点でどれだけ点差があるか
1つ目は、見直しのやり方を工夫しましょう。焦っていると意外とやらかします。
大事なのは2つ目。英・数・国の記述問題の解答で、自分では平気・大したことないと思っている箇所でも、採点者から見たら重大なミスという場合があります。想定より点が低かった場合は、自分に足りない点はどこかを見つけるために再び解説を読みましょう。
最後に、模試の返却は受験日の約1ヶ月後です。
1ヶ月経った頃に、試験時間と同じ長さ、かつ「時間配分の計画を立てて」問題をもう一度解いてみてください。それで前回よりも得点がアップしていたら、勉強の仕方の方向性は間違っていないということが言えると思います。
逆にできていないままだったら、学校や塾の先生に勉強の仕方の相談をしましょう。
そして、模試の成績表が帰ってきた時は落胆しないこと。
見ている成績表は1ヶ月前の自分の姿であって、今の姿ではありません。勉強している限りは何かしら成長しています。だからこそ、模試は定期的に受験してください。健康診断と同様で、過去の良い/悪いは今も変わらず…という訳では全くありません。
ぜひ冒頭の2つの意義を忘れず、模試を受けながら志望校合格を目指して頑張ってください。
コメント(1)
NAOKI
とても分かりやすく回答して頂きありがとうございます!