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今から東大は無理か

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1/3 23:07
UniLink利用者の80%以上は、難関大学を志望する受験生です。これまでのデータから、偏差値の高いユーザーほど毎日UniLinkアプリを起動することが分かっています。

けだま。

高2 神奈川県 東京大学農学部(68)志望

タイトルの通りです。 高2の1月からでは東大は無理でしょうか? 入りたいのは理科二類です。 11月の東進の全国統一高校生テストでの偏差値は国語が60で数学と英語が40でした。 通信制高校に通っているため時間はありますが、金銭面的に塾などに通うのは不可能だと思います。 こんな状態からでも現役合格は出来るでしょうか。 無意味だとはわかっていますが聞かずにはいられません。無理だと言われても諦めがつかないかもしれません。それくらい本気で行きたいと思いました。 もし出来るなら今から何をすればいいか教えていただきたいです。 よろしくお願いします。

回答

ryu031ki

東京大学理科一類

すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
はじめまして ご質問に答えさせていただきます。 私は現在東京大学理科一類2年(現役合格です)のものです。 私も東京大学を志望する時期は高3の夏頃と比較的遅かったので、ご参考になればと思います!また、超有名進学校出身でもありませんでした(自称進と言ったところでしょうか笑) まず現状についてですが、国語ができているというのは非常に美点です。国語力、読解力は国語という教科だけでなく、様々な教科の勉強にも役立ちます。その点に関しては自信をもって色々勉強していっていただけたらな、と感じました。そういう点では合格の可能性はあると私は感じています!是非頑張ってください。 各教科に関して言及すると、東大の国語は難しい方ですが、国語ができる方でしたら想像以上の苦労はすることなく対策を進められるはずです。現代文は粗方直感的な解き方(それも国語力ですから、、)でもいいと思いますが、古文漢文は語彙の教科と文章題のある参考書を探して使いこなしましょう。一応下記に私の国語を勉強する際の注意点を書いておきましたのでご覧ください。(以前書いた回答の貼り付けです。) <現代文> 「基礎」 ・語彙や漢字など→両者ともに日々の積み重ねが活きてくるものなので、日々の読書や文章問題を読むときに語彙や漢字に意識を向けて読むようにするだけでもかなり変化があると思います。(例えば模試の本番時や解き直し時に意味が分からなかった、読めなかった語彙や漢字をメモしておき、後で調べてみるなどです。)
「+α」 ・現代文はこの勉強法がいい!というのは特にないのですが、共通テスト(もしくはその模試)の現代文の問題で8割の正解率、欲を言えば9割をとれるように色々な問題を解いてみるのがいいと思います。共通テストは選択式なので、確実な根拠を持ってその選択肢を選ぶことができているのかにこだわってください。(具体的には、選択法ならばその内容が文章のどの箇所に書いてあるのか明確に説明できるか、消去法ならば他の選択肢のどの部分が文章のどの部分と矛盾しているのかを他者に説明できるようにしておくことがベストです!) 「東大」 ・すべて記述→普段から、問題の答えに当たる部分を文章の中に見つけることができていることが大事になってくる! ・漢字3題(多くて5題)→東大は小数の位で合否が決まる世界なので、満点が理想。 <古文・漢文> 「基礎」 ・単語や熟語、句形など→高3になってこれらを固める時期は正直ありません。ぜひ今のうちに一つの参考書を網羅しましょう。私は一つの参考書を5,6周は読み込みました。(これぐらい読むと途中からこのページのこの辺にはあれが書いてあったなとなり読み飛ばしたりしてます笑。でもそれって覚えてきているってことなので私は良いかなと考えていました。)これに関しては参考書をわざわざ購入し直すよりも、学校で配布されている教科書を読み込めば十分だと思います。少なくとも私は学校配布の教科書だけで乗り切りました。
「+α」 ・古文常識→模試などの問題解説や参考書を読むと出てくる古文常識は知っておけば解きやすくなるものばかりなので、知識として身につけておくことをおすすめします。 ・古文(漢文も書き下せば基本古文なので省きます)の文章問題→これに関しては、現代文と同じように共通テストの問題形式でまず点数を安定してとれるようにすることが必須です。そのためには、選択肢に頼らずに文章をしっかりと読むことができるかが重要になってきます。 私は文章を読むことに慣れるしかないと思って、図書館などで「~物語」を借りてきて原文で読んだりして、現代語訳と比較したりしていました。(これのおかげか共通テスト本番では古文漢文合わせて20分ほどで解き終わり、国語全体で10分ほど時間が余りました!結果も178/200で各設問1問間違えでした!ちょっとした自慢です笑) 「東大」 ・すべて記述→選択肢に頼ることもできないのでかなりつらいです、、。古文常識も当たり前のように出てくるときもあります。 「参考書」 ・上級現代文←国語力の向上につながる! ・古文上達←古文で必要な知識は粗方おさえられる&文章題もある! (漢文も似たようなのがあるはずです。是非書店へ) 国語に関しては、一度東大の過去問を1年分解いてみて自分がどれくらい太刀打ちできるのか様子を見てみてもいいかもしれません。
次に数学ですね。数学は好きではあるようですので、勉強を積極的にして、得意にしてほしいです。厳しいことを言いますが、東大は数学と英語がバランス良くどちらもできる、もしくは英語ができない代わりに数学が群を抜いてできる(逆もしかり)のどれかでないと合格はできません。現役合格を目指されているようですのでプランをそれに則って考えますと、現在英語が苦手としている方が1年後に東大英語の合格点を安定してとれるようになるまで、英語が得意になる可能性は考えにくいでしょう。それよりも、差を周りにつけられない程度に英語をのばし、数学を合格点近くまで持って行く方がはるかに想像しやすいでしょう。ですので、この冬は数学の強化に重きを置くべきだと思います。 数学の勉強方法は、とりあえず解きまくることです。あなたには時間が限られていますので、私が考える一番いい方法は、「プラチカ理系1A2B」を解き進めながら、その関連単元を復習し基礎事項も固めていき受験数学の王道解法を習得することです。これは必ず冬のあいだに終わらせましょう。さらに数3の基礎事項を押さえ、簡単な練習問題が解けるように冬中にできたら最善です。 数学の勉強の注意点は私の他の回答を見ていただけたら幸いです。 今のあなたにおすすめの参考書は、「理系プラチカ数1A2B」「スバラシクス強くなると評判の元気が出る数学3」です。もっと知りたい場合は、個人的に連絡していただいても構いません!
理科に関しては、農学部志望と言うことは理科は好きで、ある程度できると見ていますが、生物選択でしょうか?自身の得意で決めてください!おすすめの参考書などはネットで調べていただければ出てくると思います。(大抵皆通る参考書は同じです。)一応私の他回答に勉強の際の注意点を載せているのでご参照ください! 英語は早急に基礎からやり直しましょう。 以下を参照ください。 また、おすすめの参考書(文法書)は、「肘井学 のゼロから英文法が面白いほど分かる本」「肘井学 の読解のための英文法が面白いほど分かる本」です。単語帳は鉄壁がいいかもしれませんね。 <英語> 「基礎」 ・単語や熟語、文法→これに関しては<古文・漢文>と同じです。ただし単語帳だけは持っていないなら購入して一つや二つきわめることをおすすめします。 ・リスニング→普段の勉強から発音を少しでも意識しておくと、リスニングの時に聞き取れない単語が減ってくると思います。私は速さに慣れ本番では落ち着くことができるように、毎日寝る前に1.5倍速~2倍速ほどで英文を聴いて暗唱していました。(恐らくYoutubeなどに英文聞き流し120のようなものがあると思います。)そして次の日の朝登校中に答え合わせ&聞き直しをしていました。 「+α」 ・長文問題→慣れてきたらある程度(量や質)の文章を時間を測って(一度測ってみて自分のレベルに合わせて変化)日本語訳できるかのトレーニングをしてみるといいと思います。復習では、どこで時間を取られたのか、その原因は何か?(単語なのか、文法なのか)→基礎に戻る を繰り返せば実力がついてくると思います。 「東大」 ・設問6→設問ごとに基本的に特徴が決まっていて、その特徴にあった対策が必要だが、求められている基本的な英語力は同じ。気になる場合は一度目を通してみてもいいかもしれません。 ・スピード→東大は何といってもスピードと正確さが重要で、英語も同じです。しかし丁寧さゆえのスピードということをお忘れなく、、、。まずは慎重に丁寧に、、。 総じて厳しい道のりかと思いますが、ぜひ頑張ってください!また追加の相談があれば何なりとしてください!応援してます。
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コメント(6)

けだま。
1/4 12:31
ありがとうございます! 詳しく書いて下さり本当に助かります🙇 数学ですが、基礎がまだ固まっていない現状で理系プラチカをやっても太刀打ちできないと思うのですが、どうなんでしょうか…? また、理科は化学生物選択ですが、通信制高校のため問題集などが配布されていなくて、ほぼ未履修の状態です。いつまでに何をすれば良いでしょうか、? よろしくお願いします。
ryu031ki
1/4 12:57
コメントありがとうございます!質問にお答えいたします。 数学は、基礎が固まっていない状況ということなら青チャートなどで基礎固めを行うか、もしくは数学3にあげた参考書の数学1A2B版があると思いますのでそちらをするのかベストでしょう。しかし、基礎事項を固めながらプラチカをやっていくべきだとは思います。高3でプラチカに取り掛かり始めたというような東大生は私の周りで聞いたことがありません。せいぜい高3ではプラチカは復習材料ぐらいでないと、まずいと思います。3ヶ月もあれば仕上げることは可能だと思いますよ。プラチカは解けることよりも解法を知りましょう。そしてなぜその解法を使うのか、その理由を考えて理解してください。
ryu031ki
1/4 13:02
化学は、「鎌田シリーズ」(理論、有機、無機)を早急に基礎事項を叩き込みましょう。それと同時に「重要問題集」を各分野ごとに並行して進めましょう。これを高3になるまでです。まずは一通り学習することが第一です。
ryu031ki
1/4 13:05
生物は、「大森徹の最強講義117講 生物」を基礎固めに、それと並行して「大森徹の最強問題集159問 生物」をして演習を積むべきでしょう。
ryu031ki
1/4 13:06
わからないことや問題があれば聞いてくださって大丈夫です!協力できる限りさせていただきますね!
けだま。
1/4 22:23
ありがとうございます! とりあえずは教えて頂いたやり方で頑張ります🔥 またしばらく経ったら相談させてください🙇‍♀️ 本当にありがとうございます!

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今から東大は無理か
はじめまして ご質問に答えさせていただきます。 私は現在東京大学理科一類2年(現役合格です)のものです。 私も東京大学を志望する時期は高3の夏頃と比較的遅かったので、ご参考になればと思います!また、超有名進学校出身でもありませんでした(自称進と言ったところでしょうか笑) まず現状についてですが、国語ができているというのは非常に美点です。国語力、読解力は国語という教科だけでなく、様々な教科の勉強にも役立ちます。その点に関しては自信をもって色々勉強していっていただけたらな、と感じました。そういう点では合格の可能性はあると私は感じています!是非頑張ってください。 各教科に関して言及すると、東大の国語は難しい方ですが、国語ができる方でしたら想像以上の苦労はすることなく対策を進められるはずです。現代文は粗方直感的な解き方(それも国語力ですから、、)でもいいと思いますが、古文漢文は語彙の教科と文章題のある参考書を探して使いこなしましょう。一応下記に私の国語を勉強する際の注意点を書いておきましたのでご覧ください。(以前書いた回答の貼り付けです。) <現代文> 「基礎」 ・語彙や漢字など→両者ともに日々の積み重ねが活きてくるものなので、日々の読書や文章問題を読むときに語彙や漢字に意識を向けて読むようにするだけでもかなり変化があると思います。(例えば模試の本番時や解き直し時に意味が分からなかった、読めなかった語彙や漢字をメモしておき、後で調べてみるなどです。) 「+α」 ・現代文はこの勉強法がいい!というのは特にないのですが、共通テスト(もしくはその模試)の現代文の問題で8割の正解率、欲を言えば9割をとれるように色々な問題を解いてみるのがいいと思います。共通テストは選択式なので、確実な根拠を持ってその選択肢を選ぶことができているのかにこだわってください。(具体的には、選択法ならばその内容が文章のどの箇所に書いてあるのか明確に説明できるか、消去法ならば他の選択肢のどの部分が文章のどの部分と矛盾しているのかを他者に説明できるようにしておくことがベストです!) 「東大」 ・すべて記述→普段から、問題の答えに当たる部分を文章の中に見つけることができていることが大事になってくる! ・漢字3題(多くて5題)→東大は小数の位で合否が決まる世界なので、満点が理想。 <古文・漢文> 「基礎」 ・単語や熟語、句形など→高3になってこれらを固める時期は正直ありません。ぜひ今のうちに一つの参考書を網羅しましょう。私は一つの参考書を5,6周は読み込みました。(これぐらい読むと途中からこのページのこの辺にはあれが書いてあったなとなり読み飛ばしたりしてます笑。でもそれって覚えてきているってことなので私は良いかなと考えていました。)これに関しては参考書をわざわざ購入し直すよりも、学校で配布されている教科書を読み込めば十分だと思います。少なくとも私は学校配布の教科書だけで乗り切りました。 「+α」 ・古文常識→模試などの問題解説や参考書を読むと出てくる古文常識は知っておけば解きやすくなるものばかりなので、知識として身につけておくことをおすすめします。 ・古文(漢文も書き下せば基本古文なので省きます)の文章問題→これに関しては、現代文と同じように共通テストの問題形式でまず点数を安定してとれるようにすることが必須です。そのためには、選択肢に頼らずに文章をしっかりと読むことができるかが重要になってきます。 私は文章を読むことに慣れるしかないと思って、図書館などで「~物語」を借りてきて原文で読んだりして、現代語訳と比較したりしていました。(これのおかげか共通テスト本番では古文漢文合わせて20分ほどで解き終わり、国語全体で10分ほど時間が余りました!結果も178/200で各設問1問間違えでした!ちょっとした自慢です笑) 「東大」 ・すべて記述→選択肢に頼ることもできないのでかなりつらいです、、。古文常識も当たり前のように出てくるときもあります。 「参考書」 ・上級現代文←国語力の向上につながる! ・古文上達←古文で必要な知識は粗方おさえられる&文章題もある! (漢文も似たようなのがあるはずです。是非書店へ) 国語に関しては、一度東大の過去問を1年分解いてみて自分がどれくらい太刀打ちできるのか様子を見てみてもいいかもしれません。 次に数学ですね。数学は好きではあるようですので、勉強を積極的にして、得意にしてほしいです。厳しいことを言いますが、東大は数学と英語がバランス良くどちらもできる、もしくは英語ができない代わりに数学が群を抜いてできる(逆もしかり)のどれかでないと合格はできません。現役合格を目指されているようですのでプランをそれに則って考えますと、現在英語が苦手としている方が1年後に東大英語の合格点を安定してとれるようになるまで、英語が得意になる可能性は考えにくいでしょう。それよりも、差を周りにつけられない程度に英語をのばし、数学を合格点近くまで持って行く方がはるかに想像しやすいでしょう。ですので、この冬は数学の強化に重きを置くべきだと思います。 数学の勉強方法は、とりあえず解きまくることです。あなたには時間が限られていますので、私が考える一番いい方法は、「プラチカ理系1A2B」を解き進めながら、その関連単元を復習し基礎事項も固めていき受験数学の王道解法を習得することです。これは必ず冬のあいだに終わらせましょう。さらに数3の基礎事項を押さえ、簡単な練習問題が解けるように冬中にできたら最善です。 数学の勉強の注意点は私の他の回答を見ていただけたら幸いです。 今のあなたにおすすめの参考書は、「理系プラチカ数1A2B」「スバラシクス強くなると評判の元気が出る数学3」です。もっと知りたい場合は、個人的に連絡していただいても構いません! 理科に関しては、農学部志望と言うことは理科は好きで、ある程度できると見ていますが、生物選択でしょうか?自身の得意で決めてください!おすすめの参考書などはネットで調べていただければ出てくると思います。(大抵皆通る参考書は同じです。)一応私の他回答に勉強の際の注意点を載せているのでご参照ください! 英語は早急に基礎からやり直しましょう。 以下を参照ください。 また、おすすめの参考書(文法書)は、「肘井学 のゼロから英文法が面白いほど分かる本」「肘井学 の読解のための英文法が面白いほど分かる本」です。単語帳は鉄壁がいいかもしれませんね。 <英語> 「基礎」 ・単語や熟語、文法→これに関しては<古文・漢文>と同じです。ただし単語帳だけは持っていないなら購入して一つや二つきわめることをおすすめします。 ・リスニング→普段の勉強から発音を少しでも意識しておくと、リスニングの時に聞き取れない単語が減ってくると思います。私は速さに慣れ本番では落ち着くことができるように、毎日寝る前に1.5倍速~2倍速ほどで英文を聴いて暗唱していました。(恐らくYoutubeなどに英文聞き流し120のようなものがあると思います。)そして次の日の朝登校中に答え合わせ&聞き直しをしていました。 「+α」 ・長文問題→慣れてきたらある程度(量や質)の文章を時間を測って(一度測ってみて自分のレベルに合わせて変化)日本語訳できるかのトレーニングをしてみるといいと思います。復習では、どこで時間を取られたのか、その原因は何か?(単語なのか、文法なのか)→基礎に戻る を繰り返せば実力がついてくると思います。 「東大」 ・設問6→設問ごとに基本的に特徴が決まっていて、その特徴にあった対策が必要だが、求められている基本的な英語力は同じ。気になる場合は一度目を通してみてもいいかもしれません。 ・スピード→東大は何といってもスピードと正確さが重要で、英語も同じです。しかし丁寧さゆえのスピードということをお忘れなく、、、。まずは慎重に丁寧に、、。 総じて厳しい道のりかと思いますが、ぜひ頑張ってください!また追加の相談があれば何なりとしてください!応援してます。
東京大学理科一類 ryu031ki
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受験校選び
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なんとなくで解いてしまう
こんにちは😃 現代文を解く上で最も大事なことはその文章が何を言いたいのかということを掴むことだと思います。 特に評論文などは筆者の主張が言葉を変えて、何回も登場してきます。だから、キーワードとなる語や繰り返し出てくる語にはチェックを付けて読んでいました。 また、二項対立で論じられている文章では一方の事柄については普通に線を引いて、もう一方の事柄については波線を引いていました。同じように筆者の中でプラスの事とマイナスの事も後から見て分かるように違うマークを付けて区別していました。共通テスト模試は時間制限も厳しく、丁寧な読解はなかなか厳しいですが、練習の中で主張の言い換えを見つけたり、対立軸を意識する事が大事になってくると思います。あと、当然ですが接続詞や文意を変えたりする表現には気をつけて読みましょう! なので、現代文を解く上で身につける力としては、その文章の言いたいことをできるだけ早く見抜くことです。 なかなか難しいことですが、これに関しては問題演習をして経験値を積むしかないです。実際にペンを持って言葉と言葉をつなげたり、文章にマークや線を引く練習をしていくことが最初の内はベストだと思います。 とにかく、自分の中で筆者の意見や考えが分類できていることが分かり、整理されていれば大丈夫です🙆‍♂️ また、完璧に筆者の言いたいことが分からなくても全然オッケーです。あくまで、問題に正解することがやるべきことで、主張を理解するのはそのための足掛かりですから。 あと、選択肢を消す際に数字や記号のところを消すのではなく、間違っている箇所に印を付けるクセも大切です。一発で答えが出せる設問もありますが、共通テストレベルの問題でもイヤらしい問題が多く、その場合消去法でしか消せない時があり、わずかな違いが大切になってくるからです。 それから、質問者さんがどのような形で現代文を取り組んでるか分かりませんが設問を先に読んで問われることを先に分かっておくことは共通テストの現代文を速く解く秘訣だと思います。選択肢までは見ないですが、共通テスト特有の図表やグラフの問題は先に見ておくと結構すぐに解けることがあります。 最後に、私もいつもできたわけではないですが、自分と文の筆者、そして作問者の3者を問題を解く際に意識してました。なぜこの文章を大学側が出し、ここに傍線部を持ってきているのか、共通テストであれ、個別入試であれ国語という入学試験である以上必ず意味があるはずです。問題を作っている人の意図や大学側の伝えたいメッセージを考えながら俯瞰して読めことができるようになれば現代文に関しては大丈夫です。 現代文の読解は人それぞれなので私の読み方が必ずしも正しいとは限りませんが、是非参考にして下さい! 受けておいた方がいい模試に関しては河合塾の早慶レベル模試や代ゼミの早大入試プレなどです。 やはり冠模試は実際の受験者が多く受けるので、自分の立ち位置を知る上で非常に役に立ちます。 また、質問があればぜひ聞いてください!
慶應義塾大学経済学部 Ryo
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模試
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高3になるまでにやるべきこと
こんにちは! ここでは ⭐️① おすすめの教科の比率 ⭐️② 高3までに日本史の通史どこまで進めるか ⭐️ ③ 高3の5月の模試の偏差値の目安 ⭐️① まず科目の配分についてですが私立文系の3教科の中で英語が一番大切なのは言うまでもないと思います。 早稲田大学のだいたいの学部(教育と人間科学部の2つは3教科同じ配点)では英語の配点がもっとも高いです。 慶應大学でも文系学部では全て英語の配点が最も高いためやはり私立文系の中では英語が最も重要です。 その中で具体的な教科の比率ですが自分は 英語4.5現代文1古文漢文1.5選択科目3(自分は日本史でした。) ではなぜこのような配分にしてたかというと英語がまず最もやることが多く受験生が早慶レベルまで届かない人が多いです。そのため英語に全体の半分弱くらいの労力をかけていました。また国語は暗記とかではあまりないので当日の運も必要だなと思っていました。また、選択科目は自分は日本史でしたがこれはとにかくやればやるだけ点数が上がるので非常に大切だと思います。 ⭐️② 通史は高3の8月(もちろん早ければ早いだけいい)までにある程度終わらせることが大切です!ですので高3になるまでに明治時代に入る手前くらいまで終わらせればいいのかなと思います!!基本用語をまずは押さえていきましょう!! ⭐️③ まず偏差値何までいけば受かるとか言うことは言えないので自分の話になってしまうのですが自分はおそらく東進の6月の模試で偏差値は60くらいはあったと思います。高2の夏くらいは偏差値は50も無かったですがそこからはかなりどの教科も上がっていました。(ただ国語に関してはかなり模試によってばらつきがあり、最後まで安定しなかったです。) 具体的な各教科ごとの偏差値ですが自分は英語60国語55日本史65みたいな感じだったと思います。 ただ、ここまで偏差値について話してきましたがぶっちゃけあまり気にする必要はないです。その理由は早慶やMARCHの私大を受ける方には共通テストの模試や記述模試というのはあくまで目安にしかならなくて、結局最後に志望校の合格点が取れるかどうかにかかっています。ここを必ず肝に銘じて欲しいなと思います。どんな偏差値でも大切なのは最後に過去問に太刀打ちできるかどうかにかかっています。 では模試を受ける意義ですが自分の立ち位置が少しわかるとともに1番大切なのは弱点を発見するということです。今古文ができてないとか、日本史、世界史のこの時代が弱いなとかそういうのをわからせてくれるのが模試の役割だと思っています。模試を受けてやる気をなくしたり、ネガティブになるのではなく、弱点を発見したと思ってポジティブに考えて欲しいなと思います。 長くなりましたがゴール(志望校の過去問を解けるようになる)というのを決して見失わずに頑張ってください!! 参考になれば幸いです!!また、いつでも何か聞きたければこちらのコメントでお答えするのでお気軽にどうぞ!(答えられる範囲で答えます!) また、UniLink パートナーのオンライン受験相談も実施しています!興味がある方はメッセージよろしくお願いします!!!
早稲田大学商学部 TR_
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時間の使い方
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もう何をしたらいいかも分からないです
ひなさん、お久しぶりです。 すごく辛い心境が伝わってきました。何かお力になれればと思います。 今回は、 ①英語を復活させるための具体策 ②過去問最低点にいつ到達すれば良いか ③併願校選び の3点で回答します。 ①英語を復活させるための具体策 英語という科目は過去問を解き始めてある程度するとスランプに落ちる人が多々います。私もその1人でした。急に長文が読めなくなり、頭に入ってこなくなる感じです。もしそうでなければ今からの話は的外れなのでスルーしていただいて結構です。または別途コメント欄等で再度ご質問頂ければと思います。 長文が急に頭に入らなくなった、読めなくなったという症状の場合、その原因候補の一つとして、読むスピードの上げすぎが挙げられます。過去問に慣れてくると、急激に解く時間を短くしようとする傾向があります。その理由は今の時期の実力では規定の時間内解ききれないからです。今そのような状態ではないですか?または解ききれてもどんどんとスピードアップしようとしてはいませんか? この症状を改善するための本質は、スピードを適正化し、しっかりと根拠を持った状態で解答を導き、正答率を上げることです。 具体的には簡単な長文問題を確実に解く訓練をするとよいでしょう。センター試験を使うと良いと思います。センター試験の問題は専門家が長い年月をかけて作るので、問題の作りが非常に精巧です。受験のエッセンスが詰まっています。また共通テストのようにポスター読み取りなど無駄な部分がありません。 センターは簡単だからと軽視しがちですが、センター試験ほど良質な問題はありません。どの参考書よりも素晴らしい問題だと私は思います。 最初は規定の時間で良いので、発音問題を除き、1ミス以下を毎回確実に取れるようにすると良いでしょう。解く際には一問一問解答の根拠を持ってください。解答根拠となる部分には線を引くなどして丸つけの際に自分がどんな思考プロセスだったかを明確にします。 センター試験のような基礎なレベルの問題を用いるのはここに理由があります。早稲田のような文章だと難解で解答根拠が非常に見つけにくく複雑な場合があるからです。ゆえに練習に適切ではありません。中には解答根拠がはっきりとしないものがあったりします。予備校でたまに答えが割れるのはこれが原因です。また、センター試験では解答根拠がはっきりしない問題は99%ありません。それもセンター試験を用いる理由の一つです。 この訓練をすることによって、読むペースを適正化し、正答率を上げることができます。これができるようになったらもう一度過去問に戻ってみて下さい。きっとスピードは今よりも少し落ちますが、根拠を持って解答するクセが改めて身につくと思います。それにより、正答率は上がるはずです。正答率が上がったらまたゆっくりと読む速度を上げていくと良いでしょう。 ②過去問最低点にいつ届けば良いか 結論、本番当日です。12月時点で最低点を取れていなくても何ら不思議ではないです。むしろ年内に最低点が取れるなら、志望校のレベルを上げても良いくらいかもしれません。(少し言い過ぎかも)現役生の成績が“最も”伸びるのは1月後半から受験当日までの期間です。今までやってきた積み重ねの複利が最大化するからです。私も明治の政経を受験しましたが、この時期明治政経英語の合格点は取れていませんでしたよ。だから落ち着いてやっていきましょう。 ③併願校選び ひなさんは現在、早稲田以外の受験校はと中央法、明治政経の2学部のみのようですね。 はっきりと申し上げて、明治政経と中央法では併願校としてレベルが高すぎると思います。明治政経は言わずもがなMARCHトップレベルですし、中央法も茗荷谷キャンパス移転に伴い今までよりも難易度が上昇することが見込まれています。 私は受験校をもう少しもう少し幅広くするべきだと思います。金銭面で問題なければ、最低限MARCH下位学部、また理想は日東駒専まで受験することです。 しかしながら、早稲田、明治、中央以外には行きたくないという主張も非常によく分かります。ですが、明治政経と中央法に受かっていない状態で早稲田を受験するのと日東駒専どこか一校でも合格を持った状態で早稲田を戦うのにはメンタル面で大きな差があります。 絶対に行かないから受験しないのも分かりますが、早稲田受験に向けたメンタル維持のために受けることを強く推奨します。 受験校を増やしても、受験対策はほぼ増えません。日東駒専やMARCH下位学部は一月が終わるまでに過去問を1年ずつでも解けば大丈夫です。早稲田の対策をしていれば当たり前に解ける問題ばかりだと思います。 受験校増加のデメリットは、試験日程が多くなることです。ですがそれも受験慣れに繋がります。行けば分かりますが初めの方の受験は緊張するものです。何度も受けていくと慣れます。早稲田には慣れた状態で試験に臨んだほうが良いです。 また、これは余談ですが、早稲田慣れというのもあります。早稲田の受験は2月下旬に集中するので、他大学の受験を終えた状態で早稲田受験を迎えることになると思います。その際、受験慣れしたつもりでも、やはり本命の大学、自分が丸一年捧げてきた場所に来ると、他大学とはまた別の緊張に襲われることがあります。人間緊張すると本来の実力を発揮できないことがあります。それは避けたいものです。 今年の早稲田受験日程は教育、商、社学の順に、19日、21日、22日です。もし教育学部で緊張によってペースが崩れてうまくいかなかったとすると、ドミノ倒し的に商、社学と崩れる恐れがあります。 そこで、金銭的余裕があれば文化構想学部も受験すると良いでしょう。文構の試験日は例年早く、今年は12日です。教育学部と1週間離れています。文構で早稲田の緊張に慣れてしまえば、他3学部は安心して受けられます。 また、文構は試験問題が他3学部とは傾向が異なります。よって、時間がなければ、もしくは行きたくなければ、文構対策は不要です。あくまでも早稲田に慣れるために行くと良いと思います。 前回もお話ししましたが、きっとひなさんなら大丈夫です。ぜひ最後まで走り抜けて下さい。 合格を祈っています。
早稲田大学社会科学部 kobayash
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現代文成績は伸びないまま自信無くした
現代文に波があることはよくある話です。 とくに模試に関しては出題者、採点者と合う合わないがどうしても出てきてしまいます。私もこのくらいの時期にセンター過去問を解いていて想定していた点数を40点ほど下回ってしまい愕然としたり、最後の国立模試で今まで一番良かった国語が急に足を引っ張ったりと、かなり現代文に振り回された覚えがあります。それでも本番ではセンター、私立、国立共に得意科目として安定してくれました。 まず、気持ちの持ち方としては国語が外れるのはままあることと思っておく。 次に勉強方法ですが、現代文の上げ方って難しいですよね…。私の経験からいうと、センター試験は選択肢の作り方に多少クセがあり、慎重にならないといけない反面、過去問を重ねる毎にコツをつかみ点数が上がっていった印象です。共通テストについては申し訳ないのですがよく分かってません…が、冷静に選択肢を減らして行けば解けない問題はないはずです。焦らなくても大丈夫です。 選択問題の練習方法として大切なのは、「何となく」を減らしていくことです。前半部分は正しいことを言っているけど後半部分は間違っている(あるいは問題文に書かれていない)ような選択肢が良くあります。こんなこと書かれていなかったと言える部分が少しでもあれば迷いなく切ってください。解いている間にそれが出来なかった問題は必ず解説を読んで納得してください。やはり場慣れは必要です。 記述や文法はきっと塾で色々と教わっているだろうし、ここまである程度解き方を確立されてきたでしょうから今からやり方を変えることはお勧めしません。 模試や過去問にあまり落ち込みすぎないこと、共通テストの対策は私大と別に進めること(たとえギリギリの追い込みになってしまっても伸びると思います)、私大は今まで通り取り組み、納得するまで問題と向き合うこと。 やるべきことを地道にやっていけば数字は自ずとついて来るものです。応援しています!!
京都大学総合人間学部 samasama
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京大の数国の27カ年や黄色系本はやらない方がいいと言われるのですが
私自身、京大文系数学の実力は27か年の赤本で大きく伸びたと感じています。確かに、過去問の中には平均的な京大の受験生では解くことのできない難問が含まれていることもありますが、多くは反復練習によって培われる基礎力を応用することで対応できる良問です。27か年の問題を初めから全問題解くことができる受験生はほとんどいないと思います。やり方としては、ある程度数学の実力がついた時点で解き始め、わからなかった問題、途中まではわかった問題、完答できた問題などに分けて、印をつけて周回する方法がおすすめです。周回するにつれてやる問題を徐々に減らしていけば、効率も上がり実力がついてくると思います。注意すべきは、実力がついていないのにこれを始めてしまうと、挫折してしまい、途中で解き進める手が止まってしまうことです。解き始める目安としては、河合のテキストをある程度解答を見ずに解けるようになる段階だと思います。私も河合塾生だったので、目安はこの程度だと思いますが、人それぞれなので、ご自分の実力に合わせて進めれば良いと思います。ちなみにプラチカで得意分野はスラスラと解けるという状態であれば、その分野は充分だと思います。ただ、その分野だけを進めるのはおすすめしませんが。 古文奪取については、古文の記述の得意不得意に合わせれば良いと思います。私はちょうどこの時期くらいに得点奪取古文を購入したと記憶していますが、結局センター(現共通テスト)前は実力がついておらずあまり進まず、本格的にやったのはセンター後でした。共通テストで古文の実力がつくこともあるので、これについてもある程度古文の実力がついたと思う時点で始めれば良いと思います。私は共通テスト後でも間に合いました。共通テスト後は1ヶ月しかないように見えて、実は1ヶ月もあります。京大の古文の記述問題は、難しいとは言っても、そこまで複雑な問題は出ていないと思われるのて、記述に慣れることももちろん大切ですが、基本的な助動詞の意味や、古文常識を固めるのが1番有効かと思います。 今1番大変な時期かと思いますが、がんばって下さい。
京都大学法学部 りょう
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早稲田合格のために英語でこれからやるべきこと
直接見ていないので、推測でのアドバイスになりますが、ご容赦ください。 ①②④⑦ →まず注意しなくてはいけないのは共通テストと早稲田の問題は全く異なることです。共通テストは所謂、情報処理の力(速読力とも言われるかもです)が必要とされますが、早稲田は読解の深さが求められていると思ってます。これは現代文も同じです。 そこから察するに恐らく、 共通テストのような情報が羅列してある文章は理解できるが、早稲田のような深い読解を必要とする問題が解けない →内容を完全に理解し切れてないのだと思います。 つまり、ちょっとキツイ言い方になりますが、英語に限らず読解力がネックになっているのではないかということです。故に意識すべきは速読力ではないと思われます。むしろ、丁寧に読む力です。 例えば、文構の文挿入は感覚でするのではなく、しっかり根拠があります。現代文の空欄に穴埋めする問題や並び替え問題と一緒で、指示語や接続詞など様々な部分を考慮して入れるものです。なので、現代文を読む時と同じように、英文を読んでみてください。 しかし、これは私の単なる推測に過ぎないので、おすすめの練習法・原因分析法としては、 ①まず、時間を気にせず過去問を解いてみる ② ・点が取れた場合→原因は速く読めないこと→過去問を何度も解き、問題傾向を掴むことや音読など ・点が取れない場合→原因は恐らく読解力なので英語に限らず丁寧に読む力をつける ※パス単準一までやっているとのことなので、語彙力不足の線は除外しています といった形で対応すると良いと思います。  ③ →残念ながら、優先順位をつけてやるしかないと思います。しかし、過去問を繰り返すことで点数が上がりやすいのは教育、商、文、文構の4つだと主観的には思ってます。特に商に関しては私も受験生時代に大体10年は解きました。最初は文の読みやすさの割に点を取れないので不思議だったのですが、何度もやって行くうちに点数がどんどん上がっていったので、やはり過去問ゲーの色が強いと思います。 ⑤ →英語を文章通り丁寧に読まなくてはならない時、解釈は軽視できませんのでやる価値はあるかと思います。というか、やってて分からないところが少しでもあるならばやる価値はある程度は存在すると思います。 また、商学部の問題には英文和訳が良く出ますが、点を取り切るには解釈の練習は有効だと思います。 ⑥ →単語選択問題は、 ①最初から意味だけで絞れるならそれで答える ②意味だけでは絞れない、又は知らない時に文脈から推測 という形で私は進めていました。 また、文構と商はパス単準一級で十分だと思います。 ⑦ → ・お勧め参考書に関しては、ぶっちゃけ特に強く勧めたい物はないです。強いていうなら早稲田の英語シリーズや、読解力を鍛えるためならば、現代文ではありますが、現代文読解力開発講座です。 ・意識すべきことは、 ①とにかく過去問を腐らずやり続けること ②複雑な英文は現代文だと思って取り掛かること の2つです。 以上長くなりましたが、読解力が原因のくだりなどは直接みていないので私の推測でしかありません。良いと思った所のみ取り入れてください。応援してます!あと日本史もちゃんとがんばってください!
早稲田大学商学部 やかやかさん
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英語
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現代文 読めていたのに読めなくなった
はじめまして。 とりあえず評論文についての説明をします。もし小説も色々聞きたいとなったら、メッセージかなんかでお話します。 「評論の問題が解ける」のには、①読める②解けるの2段階あると思ってます。連番さんは過去には解けていたとのことなので、②解ける段階に問題があるのかもしれないし、もしかすると①読める段階に問題があるのかもしれません。読んでみてから判断をしてみてほしいです。 ①読める について。 もちろんここで言いたいのは、本文を日本語として理解できるかだとか漢字が読めるかなどではありません。ここで大切なのは「論理構造」です。 まず知って欲しいこととして、作者には主張があります。その主張を伝えるためにその評論文を執筆しているはずです(もちろんこの世の全ての評論文が必ずしも主張があるとは言い切れませんが、少なくとも試験で扱うものはあります)。ここからが大切で、その主張をただ感情的にぶつけても、読者はなかなか理解してくれない。そうなった時に使われるのが「論理」です。「論理」によって筆者の主張は構造化され、解像度が上がり、より客観的な評価ができるようになります。 さて、その「論理」には大きく分けて3種類あります。反復と対比と因果です。 主張とは筆者の言いたいこと。人間言いたいことは何度も繰り返してしまいます。それは筆者も例外ではありません。文中で何度も繰り返します。それが反復です。しかしただ同じ文章をつらつらと連ねても読者には伝わりません。反復は表現、構造を変えて行われます。字面や接続詞をただ追っていても反復は見抜けず、筆者の主張には届きません。「この文章の内容は前の段落で言っていたことと同じことだな」と気付けることが大切です。 また、ただ同じ視点から主張を続けても説得力に欠けます。人間10人いれば10通りの立場・価値観があるので、主張の角度を変えないといけません。そこで便利なのが対比です。自分の考えや立場とは違う考えや立場を用意し比較させることで、絶対的な評価から相対的な評価に切り替え、自分の主張に正当性を帯びさせます。これは経験則ですが、大抵は二項対立です。 主張する際、そういう結論に至った経緯や理由を述べた方が理解がされやすいです。そこに因果は相性がいいです。「なぜそう思ったのか」「そう考えた結果どうなるのか」、これらを書き加えることで共感を与えやすくなります。因果には接続詞がポイントになりますが、ただ接続詞ばかり追えばいいという訳では無いので注意です。 以上3つの論理パターンを把握しながら文章を読み進めます。これを行って筆者が何を言いたいのか、どのように考えているのかを理解することが「読める」段階です。 連番さんも筆者の主張を論理的に読むことができていたのか確認してみてください。別にここまでしっかり明文化されている必要はなくて、感覚的にでも理解できていれば問題ないと思います。 ついでに説明しておくと、逆接には気をつけましょう。Yes,but方という論証方法が確立されているように、人間には逆接の後に大切なことを言いたくなる習性があります。なので、上で接続詞ばかり追っても内容は読めないとは言いましたが、逆接の接続詞には反応する癖をつけましょう。もちろん意味の無い逆接もあるので注意です。 また実践的なコツとして、記号化というものがあります。私が実際に運営やっていたものとしては、筆者の主張に線を引き、対比は記号をつけ、因果は矢印を引いてました。読みながらやることで、頭が整理されて読みやすくなるのはもちろん、問題を解くために戻って来た際に非常に分かりやすいです。記号化のやり方は自由(私のやり方を真似なくていいです)、あらかじめ自分のルールを作っておくことが大切です。演習の段階から癖をつけておけば、本番でも同じようにすることでルーティン化され焦りが緩和されます。試してみてください。 ②解ける について。 「読める」ようになったからと言って安心しては行けません。読んだ内容を伝える必要があります。そして問題に何が問われているか把握する必要もあります。 評論に問わず国語は「答えが1つにならない」とよく言われます。否定はしません。しかし試験科目である国語は、試験で扱う以上採点基準があります。それを満たしていなければ減点されるし、全て満たせば満点となります。現代文で点を取る時に重要となってくるのは、この採点基準を知ることです。 評論の設問はある程度パターン化できます。ここでは頻出の内容説明問題と理由説明問題の2つについて触れます。 まず内容説明問題。よくあるのが「傍線部はどういうことか説明せよ」です。「どういうことと言われてもわからん」と思うかもしれません(私が受験を始めた時もそうでした)が、もちろんここにも採点基準はありません。言い換えるならば、答えなくてはいけないポイントがあります。そのポイントを探すコツが実はあります。それは「その本文を読んだことがない人が読んでわからない箇所」です。これ意外と知らない人が多いです。例えば指示語。本文から切り抜かれた指示語なんて説明なしでは分かるわけがありません。あとは一般的な意味ではなく限定的あるいは独自的な意味で用いられている言葉(個人言語と言ったりもします)や比喩などです。見つけたら文章を内容に則って初見さんにも分かるように説明する、これが解答プロセスです。 次に理由説明問題。よくあるのが「傍線部のように言うのははなぜか」です。結論から言うと、この理由説明問題には「論理の飛躍」があります。逆に言うと「論理の飛躍」の無いものには理由の説明ができないです。例えば「リンゴは赤い」という文章に対して「なぜか説明しろ」と言われてもこれ以上何も言えません。しかし「リンゴは青い」と言われたら、意味が通りません。これを理解するには、「リンゴは〜であり、…であるので、青いと言える」という説明が本文にあれば意味は通ります(思い付きで書いたので具体例が出せませんでした)。これが「論理の飛躍」です。それを解答に盛り込むこと必要があります。 恐らく言われればわかるとは思うのですが、どのようにやればいいのかなかなか分からないと思います。そこで、何かしらの問題演習をするとは思うのですが、解答解説をじっくり読むことをオススメします。問題演習は解くことに意識が行きがちですが、知識が得られるあるいは自分のやり方に修正を入れられるのは解答解説を読んでいる瞬間です。特に本試や模試の過去問をおすすめします。本誌の解説は各予備校が、模試はその模試を主催している予備校あるいは企業がその名をかけて出版しているので、内容にかなり気合が入っています。したがってツッコミが入らないような問題なのはもちろん、解答解説がめちゃくちゃ充実しています(ただ赤本は別です あれは内容も薄いし間違いだらけです)。無難なのは大手予備校の出している過去問集でしょうか。 また実践的なコツとして、下書きすることもオススメします。別に解答欄に書く内容を丸々書くのではなく、ポイントや主述だけをまとめます。何を書くかよりもどの順番に書くかを整理するのに便利です。 長々と書きましたが、分からないことの多いと思います(理解力がないと言いたい訳ではなく、恐らく私の説明が不十分なので)。分からないこと、聞きたいことがあったらメッセージをください。できる範囲で答えたいと思います。 コロナで大変な1年だったとは思いますが、あと少しです。負けずに頑張ってください。応援してます。
京都大学農学部 31
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現代文
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国立文系志望 高3 今まで何もしてなかった
受験勉強お疲れ様です!そうですね、たしかに今から頑張るにはかなりの努力が必要です。しかし必ず点数が伸びると思います。まず共通テストですが、伸ばすべきは、今1番低い数学、国語、理科基礎になります。そりゃこの3つだろうと言われるかもしれませんが、この三つを挙げたことにも理由があります。それは国語と理科基礎は今からでも伸びるからです。 まず理科基礎から説明しますと、理科基礎はシンプルに理解しなくてはいけない量が他の科目と比べてだいぶ少ないと思います。そのため今からでも十分理解できるようになりますし、暗記していくだけで、8割は取れるようになります。本屋などに行って、参考書の欄を見てみてください。理科基礎だけ問題集の厚みが明らかに薄いです。量が少ない=点数が取れるというわけではありませんが、それでも勉強のしやすさと努力量がすぐ見える度でいうとダントツ理科基礎が1番です。努力をし出して1番最初に躓くのは点数が伸びない時ですが、理科基礎は割とすぐ伸びるので自分へのご褒美にもなります。 次は国語ですがまず古典、漢文は理科基礎と同じ理由で伸びやすいと思います。つまり覚える量が他の科目よりかなり少ないのです。具体的に言えば330単語ほど古典は覚えればいいですし、漢文を共通テストレベルで使われる用法はかなり少ないです。そのためそれらの問題を解くための基盤となる部分をまず覚えてください。そしてそのうえで、問題も解くようにしましょう。年内に覚えることができるのなら理想となります。 覚えつつ、演習をすることで身につきますし、自分なりの解き方がわかるようになってくると思います。また、現代文に関してですが、現代文は日本語です。つまり演習するしかないです。1日1長文のイメージで解いていってください(もちろん共通テストレベル)やり続けることで必ず成果は出ます。 最後に数学ですが、多分貴方様の点数の場合は教科書をまず完璧にした方がいいと思います。そのため教科書を章ごとに毎日一日一章(多い章ex二次関数等は2日に一章)やっていってみてください。教科書の例題が全てわかるようになるとかなり点数にも差が出ていくと思います。 これは個人的な意見ですが、共通テストまでは共通テストに尽力していいと思います。そのため、共通テストでいい点数が取れるための勉強を今からテストまでしていきましょう。 私が今するべきだと言ったことを全てすることはかなり大変だと思います。しかし、やり切ることができたら必ず点数は伸びますし、基礎力はかなりついていると思います。基礎力がつけば国立受験も怖くないです。 泣きたくなるぐらい苦しい夜もありますし、絶対受かりたいと思いながら今は頑張っていると思います。その努力は必ず報われます。大学生活は楽しいですし、受験勉強は今では思い出になっています。第一志望に落ちた僕がいうから、きっとみんな思い出になってると思います笑 絶対報われるから最後の最後まで頑張ってください。応援しています。
慶應義塾大学法学部 くう
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不安
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どこにも受からないかも知れない…
ワニさん、はじめまして。現役時早稲田商学部を受験し、合格致しましたので、お力になれればと思います。 本回答は以下の構成となっております。 ①ワニさんが現在合格ラインにいるかどうか ②過去問を解く際に気をつけること ③英語の具体的勉強法 以上、2点です。 ①ワニさんが現在合格ラインにいるかどうか 結論、早稲田商合格ラインにいます。 私からみてワニさんは全く問題がないのです。今の時期はどうしてもネガティブになりやすいので仕方ないと思います。 合格ラインにいる根拠をお話ししたいと思います。 なお、今回は早稲田の過去問に絞って話します。 ワニさんの学力を整理したいと思います。 なお、点数は早稲田商学部の過去問で取っている点数と想定します。 英語:5割 (基礎は固まっている、長文が弱い自覚あり) 国語:7割 世界史:記号抜きで9割 次に、早稲田大学商学部における過去10年の平均点の中央値が以下のようになります。 英語:38.081点/80点 「4割7分」 国語:34.9点/60点 「5割8分」 世界史:36.764点/60点 「6割1分」 以上のように、ワニさんの学力はおそらく平均は全科目で上回っており、特に世界史においては極めて良い成績であると言えるでしょう。 商学部では全科目で標準化が行われますので、平均点は全科目で上回ることは必須です。したがって、すでにもうそれがクリアできていることは喜ぶべきです。 最終目標は、全科目平均点プラス2割(苦手科目では最低でもプラス1割)といったところですが、まだ本番まで丸2ヶ月ありますので、現時点で合格点が取れなくても全く問題ありません。 ②過去問を解く際に気をつけること 結論、毎度平均点を必ず調べることです。 早稲田受験においては平均点が大きく変動する年があります。高い年と低い年でひどい時は2割ほど変わります。 自分の点数だけをみて一喜一憂するのではなく、平均点と比べてどれだけプラスだったか、マイナスだったかを見るべきです。 受験において、感情ベースで勉強することは明らかに負の方向に作用します。受験は点数だけで全てが決定される世界だからです。もう少し、理論ベースで勉強できるようになると良いと思います。 ③英語の勉強法 ここではいくつかのパートに分けて話していきます。 A.単語について 単語帳をとりあえず一冊ほとんど覚えきっているようで素晴らしいと思います。それでも分からない単語が多すぎるということですが、それはおそらく全員そうです。 大学は本質的には難単語を知っているかどうかを問うているのではありません。(社学やたまに教育は話が違いますが) 大学が要求しているのは知らない単語がある中でもなんとか内容を読み取って、解いていく能力なのです。ゆえに過去問の数をこなして、その能力を鍛えていくことが重要と言えます。 B.英文の内容が頭に入らず、字を追っているだけ この問題は、過去問を解きはじめた受験生によく現れる症状です。 原因としては、急に制限時間を意識して解くようになったことで、時間に追われ、焦って読もうとすることによるものです。 その結果、解答根拠をしっかりもたないまま、なんとなくで選択肢を選ぶことによるものです。 解決策としては、解答根拠をしっかりと把握してから、解答することです。 具体的には解答根拠となる場所に線を引くなどしてから解答すると良いでしょう。これは現代文や古文漢文などにもいえます。 ただし、早稲田の問題でこの訓練をするのはなかなか難しいものがあるので、一度簡単なレベルの問題に立ち返ると良いでしょう。私はセンター試験を推奨しております。問題が良質で確実に根拠となる部分が有るからです。選択肢をよく練られています。 わざわざセンター試験の過去問を買いに行ったりコピーするのがめんどくさい場合は、入試が簡単な大学の過去問をお持ちのようですので、そちらでも構わないと思います。(できればセンター試験のが良いとは思います) 以上が、ワニさんにできる私からのアドバイスとなります。お世辞でもなんでもなく合格ラインにいると思うので、世界史は全く問題ないので、英語の勉強を重点的にやっていただければ良いと思います。 最後までお読みいただきありがとうございました。
早稲田大学社会科学部 kobayash
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