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物理を極めたい

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7/23 12:35
UniLink利用者の80%以上は、難関大学を志望する受験生です。これまでのデータから、偏差値の高いユーザーほど毎日UniLinkアプリを起動することが分かっています。
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ko-taro

高2 愛知県 名古屋市立大学医学部(65)志望

僕は物理選択を取っているんですが物理が苦手です。 この夏休みで物理を得意にしたいと思っています。 どの参考書がおススメですか? またそれらの参考書の良い使い方を教えていただきたいです。よろしくお願いします。

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たかゆー

東京工業大学第三類

すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
こんにちは、はじめまして。 東工大2年のたかゆーという者です。 僕自身、東工大入試本番で130/150、駿台模試でも偏差値70を割ったことがないのである程度参考になるかとは思います。 まず、ko-taroさんの現在の状況がわからないのでなんともいえませんが、物理で大切なことは ①イメージをきちんと持っていること。 ②物理の問題のパターンをある程度把握していること が大切です。 物理は、数学などに比べるとあきらかにパターンが少ないので、全てのパターンを知って仕舞えばあとは計算するだけになります。 これからどのようにして物理を極めていくかを紹介していきます。 ①物理秘伝の物理を利用してイメージを掴む この参考書は珍しくイメージを認識することに特化しています。 そのため、物理について簡単な問題は解けるけど少し難しくなってしまったら解けない なんて悩みを抱えているのであれば、イメージが足りていない証拠なのでこの参考書を買って学習しましょう。 ②物理のエッセンスで基本的な計算を学ぶ エッセンスはとても良い参考書なのですが、本質情報しか書かれていないため、初学者には厳しいです。 ですが、秘伝でイメージをつかんでいれば、エッセンスが本当に良書であることが実感できると思います。 夏休み中に問題を2周くらいすればある程度は無双できるかと思います。 ③名門の森を使う エッセンスを2、3周解き終えたら早速名門に入っていきましょう。 名門は難しいと言われているかもしれませんが、エッセンスと秘伝で学んだ事を活かせば解けるはずです。 大切なことは、問題を復習する時に エッセンスや秘伝のどの考え方を使ったのか を意識して復習することです。 この復習方法を繰り返すうちに、問題のパターンが見えてくるようになります。 ④新物理入門を一通り読む 新物理入門は難しすぎるとネットでは言われていますが、極めるなら微積物理は避けて通れません。 実際に東大京大東工大では、微積を使わなくても解けるけど、微積の考え方を使わないと厳しい問題も出題されています。 おそらくまだ高2との事なので、新物理入門の詳しい解説は控えさせてもらいます。 拙い文章ですが、参考にしていただけると嬉しいです。 困ったことがあればまた質問してみてください。
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たかゆー

東京工業大学第三類

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プロフィール

塾なしで東京工業大学現役合格 受験時代は、駿台全国模試で数学偏差値最高103 東工大オープン冊子掲載 数学と物理は任せてください 参考書ブログも書いてるんでそちらもぜひ https://takaulife.com/

メッセージとコーチングは、UniLinkで活躍する現役難関大生から個別に受験サポートを受けられる、UniLinkの有料サービスです。どちらも無料体験できるので、「この人についていきたい!」と思える回答者を見つけたらぜひご活用ください。

メッセージは、全ての回答者にダイレクトメッセージでいつでも直接相談できます。メッセージ数に制限はありません。

コーチングは、希望の回答者があなた専属のオンラインコーチ・家庭教師になります。週に一度のセッションを通して、勉強スケジュールの調整やモチベーションの持続をサポートします。
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コメント(1)

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ko-taro
7/23 14:48
詳しく教えていただきありがとうございます。自分に合ったもので頑張ってみたいと思います。

よく一緒に読まれている人気の回答

物理を克服するには、、
物理のエッセンスは、センター物理の点数が8割以下の状態であればオススメです。もちろん初学の段階でもオススメできます! まず、順番通りにすべての範囲を読んで理解していきましょう。注意事項としては、書いてある内容は端っこまで全て読むようにしてください。物理のエッセンスはセンターの問題レベルまでが守備範囲で、早慶の受験を考えると簡単めな教材です。おまけかな?と思えるような「ちょっと一言」まで読みこみましょう。 次に、全ての問題を解きます。ここでの注意事項は、わかって解けた問題にはチェックをつけることです。物理のエッセンスに掲載されている問題はいつ解いても100%解けるようになることですので、解けた問題には印をつけておいてください。自信なくなんとなく与えられた数字を計算したら答えと一致した場合は印をつけないことも大切です。 最後に、印のついていない問題だけを解きなおしていきます。先程同様、理解して解けた問題には印をつけていきます。これをすべての問題に印がつくまで行ってください。 (問題に印をつけるのではなく表を自分で作って解けたか解けていないかを表で管理しても構いません。表で管理すると、表を作る手間は増えますが、苦手範囲が可視化されやすいと思います。) 以上で物理のエッセンスが一通り完了すると思います。ここでセンター物理を2年分くらい解いてみることをオススメします。ここで8〜9割ほど解けていれば、以降は、物理のエッセンスは忘れたものを復習する用に使うことになります。センターの過去問を何回か解き、定着させた後、私大の過去問演習や良問の風や名問の森を解いていくといいと思います。
慶應義塾大学経済学部 Canary
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物理
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物理の勉強法 参考書、難問に対応
こんにちは!東工大一年のたまちゃんです。 問題集は質問者様のレベル次第ですね。良問の風、名門の森とエッセンスは同じ著者なので、無駄金になってしまうかもしれませんが、一応買っておくのもありかなと思います。また、エッセンスをやるのでも良いと思います。良問の風とエッセンスの中にある問題のレベルはほとんど変わりません。出題形式が良問の風の方が入試っぽいというだけです。名門の森まで行って欲しいですが、全く理解出来そうにないなら、エッセンス、良問の風をやる方が良いです。背伸びをすることは悪いことだとは思いませんが、背伸びのしすぎは悪いことです。書店で見てみて、良問の風の問題がぱっと見出来そう(方針が立つ)なら、名門の森からで良いと思います。 物理の力学において、一番大切なのは力の図示だと思います。その図を見ながら、運動方程式を立てることが大事です。図示は練習すれば、なんとなくわかってくるものなので、解いている問題とかでも力をちゃんと図示してみて下さい。先生に見せて、答え合わせ出来れば最高ですね。 波動は公式の理解ですかね。ドップラー効果の公式の説明などもエッセンスには書いてあります。その理解も意外と大事です。また、どんな時にfが変わりどんな時にλが変わるのかをちゃんと確認してください。その辺を適当にやっていると、解けません。 熱力学はU=Q-Wの公式が大事です。気体の力のつりあいは力学とほぼ同じです。また、どんな時にΔU=3/2nRΔT が使えるのかなど、断熱の時はどうなるのか、などもきちんと整理しておいて下さい。出来ない人はそこがテキトーになっている気がします。テキトーに公式に当てはめるなどしてると、当たり前ですが、解けなくなります。何故この公式を使うのかを考えることが重要です。 電磁気は色々な公式が出てきます。その式は電荷の式なのか、コンデンサーの式なのか、直流回路の式なのかを意識して勉強して下さいね! 長文失礼しました。
東京工業大学第三類 たまちゃん
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物理
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東京科学大志望 物理のおすすめ参考書は
こんにちは〜 物理って確かに難しいですよねー。 自分も、物理の参考書を選んだり習得するのにかなり時間がかかりました。自分の中でも、理系科目の中で最も点数が伸びにくい科目だと思います。 参考書選択の前に、物理を習得する自分なりのポイントを書こうと思います。 まず、最も伝えたい事なのですが、 物理は、公式暗記をしてはいけません。 また、問題をがむしゃらに解くだけでは実力には結びつきません。 重要なのは、問題を解くときの姿勢です! 解けない問題に出会ったとき、問題の解き方を確認して終わるのではなく、どのような思考をすればその回答に辿り着けたのか、ノーヒントでいかにその解法に辿り着くかを、問題を解くごとに確認し、色々な問題に通用するメソッドを確立するのが大事なのです。 というわけで、以上を踏まえておすすめの参考書をえらんでみますー 基本的な問題と実験的な問題を兼ね備える参考書、ということですが、自分のおすすめは、 東進の物理一問一答です! これを聞いて物理で一問一答?となる人も多いかと思います。 まず、中身ですが、基本的な内容のおさらいのあと、基礎問題から発展問題が掲載されており、計算過程の一部が赤シートで消えるようになっています。 、、ですが、その方式で勉強するのはあまり効率的でなく、おすすめは、 問題以外の部分を隠して、問題を解き、答えと解説を確認する、という方式です。 かなり良問が揃ってる上に、冊子がコンパクトで解いた問題の見直しがしやすいのもポイントです。チャート式のように、問題の横に解説が載っていて、見直しも効率的にできます。 以上が質問の答えにはなりますが、物理を習得するには、わかりやすい講義系の参考書の併用が極めて重要です。 自分のおすすめは、「漆原の、、、が面白いほどわかる本」と、実力がついてきた頃には、「漆原の物理解法研究」を進めることです。 自分はこれらのおかげで物理が好きになり、物理学をやりたくなりました。 自分が理学院に入ったルーツとも言えます! 物理は、最初は難しいですが、慣れればかなり点数も安定し、かなり面白い教科です。 以上が、僕からのアドバイスです。 物理をいっぱい勉強して、物理を楽しみましょう! では!
東京工業大学理学院 朝倉
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物理
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東大物理で高得点をとるためには
こんにちは。勉強お疲れ様です! 東京大学理科二類のしろです。 まず私は物理は得意科目で、現役時の東大物理の点数は51点 一浪時の物理の点数は46点 東大模試はいつも偏差値65付近でした。それを踏まえて私の勉強方法やアドバイスを伝えていけたらと思います! ①私が実際行った物理ルート 高校1年生:物理基礎の高校の定期テスト勉強のみ(セミナー物理) 高校2年生:高校の進度が遅かったので原子物理以外を独学で終わらす(セミナー物理の演習・良問の風・名門の森・重要問題集) 高校3年生:春→原子物理・2年生までに行った名門の森を完璧にする→難問題の系統 夏→東大の過去問15年ほど 秋→東大模試の過去問 直前→過去問・模試二周目 浪人:直前期に過去問やったくらい(他教科を優先したため) こんな感じで物理の勉強を進めていました。ポイントとしてはまず高校三年生の5月までは難しい問題を触らずに標準問題レベルを完璧にして穴をなくしていくことです。結局入試物理は基本・標準問題の積み重ねによって解くことができ、それがおろそかな上で入試問題を解いても意味がないからです。また、高校三年生の4・5月で名門の森と学校で配られた物理重要問題集を一周するにあたって忘れかけていたり間違いやすい公式や原理、考え方をまとめたノートを作成しました。実際このノートは過去問演習や受験直前期でも役に立ちました。 ②おすすめ参考書 実際①で述べた参考書以外にも何冊かやったのでやった順に紹介していこうと思います。 1良問の風 基本問題を完璧にできる点でおすすめですが、結構問題が簡単なので今基礎が構築できているのならばわざわざやる必要はないと思います。私は高校2年生の秋までに3周して完璧にしました。また、セミナーを使っているのなら、それを完璧にすれば十分だと思います。 2名門の森 学校で重要問題集が配られたのですが、それは学校の授業で進めていくという感じの授業スタイルだったので自習用にも標準問題が演習できる参考書が欲しいと思って購入しました。標準問題が網羅されていて、結構抜けがちな原理や問題に対する考え方、とっかかり方が書かれていて何周もし愛用しました。重要問題集も同じです。このどちらかを使って5月までに標準問題を完璧にすることをお勧めします。 3難問題の系統とその解き方 標準問題が完璧になったが、まだ過去問をやるには早いのかなって思ったので購入したんですが解説が結構雑でわかりにくいところがあったり、誤植が多かったり、結構使いにくいと感じました。でも問題数が多いため時間が余った浪人生が使う物なのかと感じてそんなにおすすめはできないです。 4東工大過去問 私は東大過去問を全部解き切ってやることがなくなった時に解いてみたんですが、問題の難易度が東大の過去問よりも簡単だが、結構応用力や思考力が問われるくらいの難易度であったので、標準レベルと東大の過去問の橋渡しにちょうどいいのではないかと思いました。 5漆原晃の物理解法研究 私は東大形式の物理の問題が手持ち無沙汰になった高校三年生の11月にこの参考書を一周しました。問題数は少ないのですが、一つの問題から難問題に対する考え方や解法、などさまざまなことがわかりやすく書かれているのでめっちゃ愛読していました。実際、過去問を解いていて「どうしたらこんな解法が思いつくねん」「解答の途中式の変形がわからん」っていうようなことを思っていたのですが、この本は全ての問題に対してなんでその解放に至ったのかが書かれていたり、解説の式変形がとても丁寧で読みやすいことからお勧めです。過去問を解いた後でもいいのですが、過去問と並行してやるのもいいのではないかと思いました。問題は30問ほどであったので一日2問と復習で以下k月ちょいで終わるので手軽に読めました。 ③アドバイス 実際本当のトップ層以外のどの学力の層も高校三年生の春までにやるべきことは標準問題を完璧にすることです。私は名門の森、重要問題集を使って標準問題を完璧にしたのでそのどちらか一冊を完璧にすることをお勧めします。(どっちもやるのは効率が悪い気がする)ここで、完璧というレベルはパッと問題を見たら、なんの公式を使ってどのように考えたら答えに辿り着けるのかが思いつくことです。私はこうなるまでに間違えた問題は5周以上して、それ以外も2、3周はしました。また、それが終わったら東工大過去問や東大の10年前らへんの問題(まだ簡単)で今の問題に対処できるほどの物理力をつけて、過去問にとっかかることをお勧めします。最後に、新物理入門や東進の難関物理をしているということは微積物理を使っていると思うんですが、私自身は微積は一切使うことなく物理を乗り越えたので参考書の種類や勉強法が多少異なっている可能性があるかもしれないのでそこはご了承ください。 勉強頑張ってください!
東京大学理科二類 しろ
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物理
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物理参考書のルート
こんにちは、はじめまして。 東工大2年のたかゆーといいます。 僕自身、京都大学に現役合格した友人もたくさんいるので、ある程度的確なアドバイスができるかと思います。 エッセンス、体系物理がある程度完成しているとの事なので、過去問に入っても問題ない状況ではありますが物理で高得点を狙うためにはもう少し演習が必要です。 一応分野別物理以外の参考書は解いた経験があるので、実際に使って見た感想を交えながらおすすめしていこうと思います。 まず、一番おすすめなのは標準問題精講です。 この参考書は、簡単に言うと難系をぎゅっと圧縮してわかりやすくした感じです。 難系を解かないと高得点が取れない時代は終わりつつあるので、難系を使わないで標準問題精講を利用しましょう。 また、電磁気分野に関しては名門の森が一番いいので、時間があれば電磁気のみ名門を使っていくのがいいかと思います。 もし仮に、それでも時間に余裕があるのならば新物理入門の力学分野を一通り読んで理解しておくと、物理で九割は下回らないようになってきます。 京都大学合格を目指して頑張ってください。 僕でよければ質問、相談も受け付けたいと思います。
東京工業大学第三類 たかゆー
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物理
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東大物理で高得点をとるためには
※この回答は東大物理で高得点を取りたい人向けです。 東京大学の物理は年々難しくなっていると感じます。昔に比べ、しっかりと対策をしなければ高得点を取るのは難しくなっています。 高得点の基準がどれほどかは明確ではありませんが、目安として、これだけ取り組めば十分に得点できるようになるという指標をお伝えします。 私が辿ったルート(例) 重要問題集などの、イメージを掴むための網羅系参考書 新物理入門 新物理入門問題演習 鉄緑会東大問題集テーマ講義 東京大学物理27ヵ年 鉄緑会東大物理問題集(過去問) これを一般化すると、 1 物理という教科全体を俯瞰するための基本的な問題演習 2 物理の本質を問い、難問に対処できるようになる練習 3 実際に入試問題に挑み、得点を取りに行く戦略を固める 1年間の演習で東京大学の物理には対処することができます。 東京大学の物理対策において重要なのは、現象を数式で定量的に扱う本質的な理解と、物理学に出現する定義の理解です。物理と数学の不可分な関係を踏まえた学習戦略が合格への鍵となります。 数学的厳密性の意義 - 微積分やベクトル解析などの数学的ツールは物理法則の定式化に不可欠 物理における定義 -物理学では、定義と単位が非常に重要です。例えば、電流を閉区間で時間について積分すると電荷量が求められるように、それぞれの物理量がどのように関連しているのかを正しく理解することが大切です。電流とは何か、電位とは何か、といった基本的な概念を一つ一つ確認しながら進めることで、より深い理解につながります。 本質理解を加速する学習法 1.物理学を俯瞰する まずは一般的な問題集を解き、物理学を俯瞰しましょう。このプロセスで得た経験は、次のステップでの本質理解の手助けをしてくれるはずです。 ※間違っても、初めから厳密性を求めすぎないこと。一通り理解できるようになってから出ないと何も頭に入ってきません。 ※1と2は、並行して行っても構いませんが、まずはすべての単元をさらっておくことが大切です。 2. 概念の再構築トレーニング 教科書(特に、物理を厳密に解説しているもの)の小さい説明ブロックを精読後、白紙で論理展開を再現する。このとき、自学の際には現象を微分積分を用いて記述する練習をしましょう。必ずしも方程式を解く必要はありませんが、微分積分が何を意味しているのかを常に意識しながら学習を進めることが大切です。そうすることで、初見の問題に直面しても、定義に立ち戻って考える習慣が身につきます。 東京大学の物理の問題は、高校範囲で解けるように精巧に作られています。しかし、単なる基本問題に見えないよう工夫されており、巧妙に本質が隠されています。定義を大切にし、数学的な手法を積極的に用いて厳密に物理を学んだ人であれば、そうした仕掛けにも気づき、本質を見抜くことができます。 その後は、できるだけ多くの問題演習をこなしてください。物理の理解を深め、実践的な力をつけるには、演習を重ねることが不可欠です。微積分を用いた解説が充実している「新物理入門問題演習」がおすすめです。塾などでそのような問題集がある場合はわざわざ買う必要はありませんが。大切なのは、頑張って証明した公式や法則はあくまでツールであり、それをどのように使いこなすかは、問題演習を通じて培われるということです。理解した理論を実際の問題の中で活かせるよう、繰り返し演習を行いましょう。 東京大学過去問について 東京大学の物理は近年、著しく難化しており、過去の問題で高得点を取れたとしても安心してはいけません。特に2015年より前の問題は、現在の難易度とは大きく異なるため、過去問としてではなく、問題演習の一環として取り組むのがおすすめです。その際、赤本や青本を活用すると良いでしょう。 最も重要なのは、模試や直近の過去問で得点を取れるようにすることです。近年の出題傾向に対応できるかどうかを常に意識しながら学習を進めてください。 東京大学の理科の得点の取り方(物理が得意な学生向け) 東京大学の物理は、十分に修練を積めば満点を取ることも可能な科目です。しかし、満点を狙いにいくのは得策ではありません。 各大問は後半に進むにつれて難易度が上がりますが、配点は前半とあまり変わらないとされています(鉄緑会東大物理問題集の予想配点と講評より)。そのため、難問に固執せず、効率的に得点を積み重ねることが重要です。 具体的には、30秒ほど考えて解法が見えない問題は潔く捨てるのが賢明でしょう。また、試験時間150分のうち、物理にかける時間は70分を目安にするのが理想的です。時間配分を意識し、確実に得点できる問題を押さえながら戦略的に取り組んでください。 参考程度に、高得点がどのレベルかはわかりませんが、実際に上のルートを辿った直近五年間の私の得点の平均を書いておきますね。物理が得意な友人は常に50点を超えていましたが、私は平均すると50は切っていました。 物理48.7/60(70分を使用) 化学44.3/60(80分を使用) 化学は素直な科目であり、物理に比べて問題同士のつながりが少ないため、得点を取りやすいという特徴があります。物理が得意な人でも、化学をおろそかにしないことが大切です。 少し質問の意図とはずれてしまいましたが、最終的にここまで得点できるようになれば、合格は確実なものになるでしょう。理科は、正しい勉強法を実践すればしっかりと攻略できる科目です。そのことを忘れず、効率的に学習を進めてください。 コメントをしていただければ、必要であれば返信します。
東京大学工学部 Hiro_uts
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物理
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東工大志望 物理力学克服への道
こんにちは、勉強お疲れ様です。 物理の力学の勉強法に関する相談にお答えします! 〈現状について〉  現状では、力学の本質的な理解が少し不足しているように感じます。 物理は体系的な学問であり、基礎を理解することは応用的な内容を理解して問題を解く上では必須です。また、力学は物理の原点といっても過言ではなく、あらゆる分野で力学は出てきます。 東工大でも、大問1,2はだいたい毎年力学の要素が入っていますし、大問3に入っていることもあります。そのため、力学の基礎を理解しないことには物理の点数を上げることは難しいでしょう。 さらに、東工大の問題では物理学の本質的な理解を求められ、逆に応用的なことはあまり聞かれない傾向が見られます。(出題内容に関しては保証できませんが) 逆に言うと、力学の基礎をしっかり理解して適切な演習を積むことで一気に点数を上げることも期待できます。 〈学習方法について〉  正直、将来的に理系で物理を学ぶことを考えると微積で物理を考えたほうが楽だとは思いますが、 今はよりスムースに学習が進められそうな方法を書き記します。 受験生にとって時間がかかる方法にはなりますが、幸い化学と数学は得意とのことなので、物理に時間を割いて勉強しなおす価値があると思います。 ①力学の本質的な理解  講義系参考書を利用して力学の本質を学びなおす。このフェーズは特にしっかりしたいので、YouTubeなどを利用して講義動画などを見ることもかなりおすすめです(ヨビノリたくみさんの高校物理など)。また、講義動画を本格的に見る場合は参考書を買わなくても教科書でも事足りるかもしれません。 参考書が欲しい場合、おすすめは 『やまぐち健一の わくわく物理探検隊NEO 「力学・熱力学・波動編」』 です。口調や具体例の癖は強いですが、力学の基礎はもちろん、微積についても多少触れて書かれています。本のタイトルを検索するとアマゾンなどでサンプルを見ることができます。書店やネットでサンプルを見てみてください。 (ちなみに私は著者の先生の映像授業を東進で受けていました。) ②軽く演習を積む  ①と並行して行うのがおすすめですが、力学分野の演習を積んで基本的な問題や標準的な問題はバッチリ!といえるくらいにするのが理想的です。使う参考書は手元にあるもの(セミナー)で十分だと思います。この段階では発展的な内容ができなくてもそこまで問題はないと思いますが、基本的な問題は初見でもできるようになるくらいまで反復しましょう。教科書に載っている章末問題なども活用しましょう。この段階のゴールは「基礎力の完成」です。 ③発展的な内容に取り組む  ②で基本的な問題を完璧に解けるようになったら、次は発展的な内容にトライしていきましょう。 セミナーの発展問題やより難易度の高い参考書を利用するのもアリかもしれないです。ほかの教科や受験本番までの期間との兼ね合いであまり圧迫しすぎないようにしましょう。このフェーズはあまり重視しなくても大丈夫です。というのも、東工大の力学では、毎年ほとんどの人が初見であるような運動を扱うので、典型的な発展問題などは全然出題されないからです。東工大の併願としてよく挙げられる早慶などでは典型的な発展問題は出題されますが、おそらく過去問で十分対策できる範囲でしょう。 参考書を使う場合、おすすめは 『良問の風 物理 頻出・標準 入試問題集』 です。また、早慶の理科の過去問もおすすめです。(目安は各3~5年分程度) ④過去問に取り組む  とにかく初見問題にたくさん触れることが大事なので、通し120分で解ききれなかった問題も答えを見たりする前にまずは自分でチャレンジしてみることを強くおすすめします。過去問をやっていて、解説を見てもいまいち理解が足りないなというところは迷わず基本に戻って基礎的な法則をしっかり確認しましょう。 〈まとめ〉 とにかくどの段階でも力学の基礎を大切にしてください!物理は体系的な学問です 基礎なくして応用なし この回答が今後の学習の助けになれば幸いです 応援しています!頑張ってください!!
東京工業大学生命理工学院 Naoto
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不安
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物理の参考書と問題集についての質問です!
苦手だった物理を克服した オススメの勉強法を紹介しますね。 自分で物理を勉強するにあたり、 物理の考え方を教えてくれる『参考書』と その考え方を実際の問題を通じて学ぶ『問題集』 の2つを用意しましょう! 考え方を学ぶ『参考書』ですが、 ・『物理のエッセンス』 という教材がオススメです! 基本的な考え方がすべて載っているので 独力で物理を学ぶ際に頼りになります。 次に問題演習をする『問題集』ですが、 物理が苦手な人の基礎固めとしてオススメなのが ・『良問の風』 です。 基本的な問題が多く、エッセンスで学んだ考え方を問題を通じて定着させましょう! 少し後の話になりますが、 良問の風を演習していくにつれて 物理がある程度できるようになってきたら 問題集を一つ上のレベルである ・『名問の森』 に変えて、応用力をつけて下さい! ぜひ、実践してみてください!
慶應義塾大学理工学部 チェンパン
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物理
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東大物理 参考書以外に効果的な勉強法は
質問者さんのおっしゃる通り、良問の風、名問の森を解けるようになるレベルと東大物理で合格に必要な点数を取るというレベルには大きな乖離があります。 まず、東大の物理で高得点を狙うには以下のポイントがあります。 ・物理の理解を深める。 ・大問の中で簡単な問題をちゃんと取りきる。 ・短時間で正確に解答する。 物理の理解を深めることに関してですが、問題集を解くだけでは少し難しいと思います。東大物理では、微分積分を用いた物理の理解により得点力が大きく異なります。これについては、東進で苑田先生の物理の授業を取るのが一番良いですが、理解に時間がかかってしまいます。市販の教材でやるならば、新物理入門か理論物理への道標がこれにあたります。私は理論物理への道標をオススメします。新物理入門は文が堅く、読みにくいのであまり好みではありませんでした。 理論物理への道標は理論を解説している部分と問題演習編がありますが、問題はかなり難しいです。なので、理論の解説をひと通り読み終わったら名問の森を道標で読んだ内容を実感するように解き直す。そして、過去問を数年分解く方が良いと思います。そこから過去問と並行しつつ問題演習編に取り組むのが良いかと思います。 先述した通り、問題演習編は難しいので解けなくても落ち込まず、じっくり解説を読み込んでください。 大問の中で簡単な問題を取りきるについてですが、東大といえど物理の問題の中には基礎的な問題が数問あります。それらを取るだけでも30点程度にはなります。そのような問題を見抜けない原因としては問題文が長いことが挙げられます。問題文を読んでいる間に状況の理解が十分にできないために、問題を解く時に難しく見えてしまうことが多々あります。その場合、東大の過去問や東大模試の過去問を用いて、長い問題文を読んで状況把握することに慣れていきましょう。状況把握については、先程の物理の理解や、演習量により速度、正確さに大きな差が生まれます。 最後に短時間で正確に解答することについてですが、東大の理科は150分で2科目に取り組まなければならない上に、問題数が時間内に解ける量ではありません。質問者さんが生物選択で合ったら申し訳ないのですが、物化選択である場合、化学の方が時間をかけることにより、ミスを減らしたり、取れる問題が多くなる傾向があるので、物理の時間を短めに取る方がいいと思っています。 ※時間の割り振り半々の人も結構いますので、質問者も自分でやってくうちに時間の割り振りを決めていただくのが1番良いです🙇‍♀️ 長くなってしまったので省いてしまったのですが、理科の詳しい得点戦略などは、また気軽にお聞きください! 夏模試も沢山受けて(本レがまだ残ってるようですが)疲れも溜まってくる頃だと思いますが、秋模試もすぐに迫ってきてしまいますし、秋以降は東大志望はやるべき科目が多くなります。うまく休息を取りつつ、後悔のないように頑張ってください!応援しています✨
慶應義塾大学理工学部 武中
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物理
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物理、導入
東工大1年の者です。 私は、授業中の物理の時間に内職で数学をしてたり、寝てたりしていたら、高3の4月から独学で物理を仕上げなくてはいけなくなった愚か者です。 物理の基礎固めのおすすめのやり方を2ステップに分けて説明します。 まず、教科書を見ながら、典型問題が収録された参考書(楽々マスター物理がこれに該当)を行い、公式や保存則を適切な方法で使えるようになることです。このとき、どんな条件下で公式や保存則が使えるのかを教科書で逐一確認しながら問題に取り組むことが大切です。例えば、エネルギー保存則は系に保存力以外が仕事をしていないときに使える、などを確認しながら、参考書の問題ではエネルギー保存則が使えるのか否かを自分で判断しましょう。 次に、重要問題集や難系物理などの難しめの問題集を解いてみましょう。少し見ただけではどの公式を使ってどの用に計算すればいいのかわからないので、公式や保存則が使えるのか否かの判定をもっとしっかり行わないといけません。 話は少し変わりますが、貴方は、公式や保存則が成立する厳密な理由が気になるタイプでしょうか、それとも、公式や保存則は暗記するタイプでしょうか。このタイプによって、教科書の補助となるおすすめの解説系参考書が変わってきます。 前者のタイプでしたら、新物理入門がオススメです。微積分をつかって、公式や保存則の成立する理由を丁寧に解説してくれています。しかし、数式がいっぱいで読解難易度が非常に高いことと、時々大学内容の微積分が出てくることにより、完璧に理解するには覚悟がいります。全部読むのではなく、気になった部分だけを辞書的に参照するくらいで十分です。ちなみに私はこのタイプです。新物理入門のエネルギー保存則、運動量保存則の成立理由は何度見たかわかりません。 後者のタイプでしたら、物理のエッセンスがおすすめです。この参考書は、論理的正しさを完全に捨てて、公式や保存則を正しい方法で使えるようになることに特化した参考書です。とにかく書いてあることがわかりやすいのは確かです。この様に書くと、物理のエッセンスを批判しているように見えるかもしれません。しかし、この参考書で京大に行った人を複数知っているので、ポテンシャルはある参考書なのだろうと思います。合う人と合わない人がはっきり別れていて、私には合わなかったというだけです。 以上がおすすめの物理の学習法になります。物理は、基礎が正しくできれば東京工の問題もボコボコにできますので、ぜひともがんばってください。
東京工業大学情報理工学院 はる
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