高2 英語の偏差値全統で35です
UniLink利用者の80%以上は、難関大学を志望する受験生です。これまでのデータから、偏差値の高いユーザーほど毎日UniLinkアプリを起動することが分かっています。
塩
高1の夏の終わりから英単語のみやってきて学校で配られたターゲットの1400とシスタンをほぼ完璧な状態で全統を受けたのですが偏差値がたったの35でした。
単語が8割と聞いていたので偏差値55は行くと思っていたのでかなりショックです。
やはり文法と熟語を徹底してやることにシフトチェンジしたほうがいいのでしょうか?
回答
RIZ
すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
単刀直入にいうと、単語だけで英語は読めるようになりません。英語を読むためには大きく分けて3つの力が必要です。1つ目が単語(熟語も含む)、2つ目が文法、3つ目が英文解釈です。これらによってできる三角形の面積が英語読解力というイメージです。例えば単語だけが完璧でも他2つが全くなければ三角形の面積も当然ながら小さくなります。それでは英語を読めるようになりません。確かに単語は大切です。しかし他2つの力も疎かにしないようにバランスを大切に学習しましょう。
そこで今後の学習について3つアドバイスさせて頂きます。
まず1点目ですが、最初に文法をやりましょう。その際インプット教材とアウトプット教材が必要になります。インプット教材としてはforestやevergreenなどの文法書を使いましょう。正直どれを使っても変わりませんので何を使って頂いても構いません。そしてアウトプット教材としてはvintageやネクステなどの問題集をおすすめします。まれに何冊もやる方がいますがもちろん1冊で十分です。
次に2点目ですが、文法を終えたら英文解釈をやりましょう。たまに英文解釈をやらずに単語と文法を終えてすぐに長文読解に入る方がいるのですが、上述のように英語読解力の三角形を成す非常に重要な要素です。おすすめの参考書としては『基礎英文解釈の技術100』その次に『英文解釈の透視図』をおすすめします。もし前者が難しいと感じた場合は1つレベルを下げた『入門英文解釈の技術70』があるのでそちらを参考にしてください。
最後に3点目ですが、2点目まででようやく三角形が出来上がります。しかし実はこれだけでは入試に対応できません。特に私大の場合は文章量が多く、これを理解するためには長文を論理的に読めるようにならなければいけません。例えば英語はパラグラフごとにトピックセンテンスとサポートセンテンスに分かれており、そうしたトピックセンテンスから要旨を掴んでいくことが、特に私大のように文章量が多い入試問題では重要になります。そうした論理的に文章を読む練習や、英語を英語のまま理解し速く読む技術などが必要になります。これらのスキルは実際に長文を読まなければ身につきません。なので長文読解用の参考書を使う必要があります。例えばポラリスなどがそれにあたります。英語を速く読むという点を考えればシャドーイングなどは非常に有効です。なのでなるべく音声付きの長文問題集をおすすめします。
以上3点についてアドバイスさせて頂きました。まとめると単語だけで英語は読めません。文法は解釈の力があって初めて長文を読むことができ、その上で情報構造やトピックセンテンスに注意して論理的に文章を読むこと、英語を英語のまま読むことで速く読むことなどのスキルが必要になります。正直慶應経済を目指していて現時点で英文法ができていないのは危機的状況です。ですがまだ間に合う時期ですので、まずは文法から頑張ってみてください。応援しています。
ちなみに英語を読むコツやおすすめの参考書などを自分のホームに投稿していく予定ですので、すでに投稿されたものも含めて参考にして頂ければ幸いです。
コメント(2)
塩
RIZ様、的確かつ具体的な勉強法を教えてくださり本当にありがとう。
現時点で英文法が出来ていないのは危機的状況と聞いて改めて危機感を覚えました。
今日から心を入れ替え勉強を頑張っていきます。
御回答本当にありがとうございます。
RIZ
また質問があればコメントしてください!応援してます!