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古文の現代語訳について

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7/30 12:24
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中学 神奈川県 横浜市立大学国際教養学部(60)志望

「」の文を現代語訳しろという問題にて、なぜこのような答えになるのでしょうか? 1. 車などにて 「聞きえたる」、いとをかし。 →聞くことができたのは 2.笛にあはせて「あゆみいでたる」、いみじうをかし。 →歩みでたのは 助詞などの構造を分かりやすくご教授いただけると幸いです。

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たけなわ

北海道大学法学部

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1.「聞きえたる」は「聞き得たる」であり、すなわちア行下二段活用動詞「聞き得」に完了の助動詞「たり」の連体形という文法構造になっています。この文の述語「(いみじう)をかし」の主語にあたるものが何かと考えたときに、直前の読点で区切られた部分「聞きえたる」がそれに当たります。つまり、「聞きえたる」と「いみじうをかし」が主述の関係にあるので、間に助詞はありませんが、その文構造は「『聞きえたる』は『いみじうをかし』」となり、これにしたがって「聞くことができたのは」とするのがもっとも違和感を排除できる訳文になります。「たり」が連体形になっているのは、おそらく本来なら「聞きえたるは、」とするところ、格助詞「は」が省略されたために「たる」という連体形だけが残ったからであり、この連体形になっているという事実から「ここには本来助詞が入るけど省略されているんだな」ということに気付かせる役割をもっているのだと思います。 2.上と同じ考えで説明できるので、ここでは省略します。
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たけなわ

北海道大学法学部

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たけなわ
7/30 12:36
(訂正) 「たり」が連体形になっているということは、すなわちその直後に続くはずの体言「こと」(用言の後に続く体言は「こと」か「もの」であることが主)が省略されていることを意味し、さらにその後の助詞まで省略されて、本文のようになっています。なので、本来この文は「聞きえたることは、」とするところ、上記のような省略を施したため、「聞きえたる、」となっており、訳す際は「聞きえたることは、」にしたがった訳文になります。連体形のはたらきを勘違いしていたため、この場において訂正と陳謝いたします。

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助動詞を文脈で見分ける方法
古文の助動詞は文脈で考えるものではありません。 まず助動詞を覚えるにあたり必要なことは 助動詞の意味、活用、接続の三つです。 (接続はの語が何形のものにくっつかを指します。) 例を出して考えましょう。 ②これやこの行くも帰るも別れては 知るも知らぬもあふ坂の関 まずこの文にでてくる助動詞をすべてまるで囲みます。この文に登場するのは“ぬ“ですね。 では 「ぬ」に関して分析します。 ㊀まずは接続(上の語の活用形)を確認します。 上の後は未然形なので 未然形接続の助動詞ですね。 ㊁そして下に助詞の「も」が来ているので連体形になるはずです。 ㊀㊁から 未然形接続で連体形が「ぬ」になる助動詞です。 そこまで分析できたら 教科書や問題集の付録の助動詞活用表をみて、 適切な助動詞を探しましょう。 すると 否定の助動詞 「ず」であるとわかるはずです。 もう一問 山里は冬ぞさびしさまさりける 人目も草もかれぬと思へば 登場する助動詞は ける ぬ です。 先程と同様に考えていくと、 「ける」は連用形接続の助動詞の連体形で、「ぬ」は未然形接続の終止形です。 助動詞活用表で確認すると 過去の助動詞「けり」と完了の助動詞「ぬ」であるとわかります。 このように まずは本文の助動詞にすべて丸をつけ、 それぞれ上の後の活用を確認し、下の後を見てその助動詞の活用を確認し、さいごに活用表で確認する。 この作業を繰り返しているうちに 少しずつ助動詞を覚えていき、 いずれは活用表なしで特定できるようになります。
京都大学工学部 hiroki
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古文助動詞の覚え方
とにかく例文に触れることが1番です。 しかし、持っている参考書だけでは例文が1つだけで足りないのではないでしょうか。 かなりレベルを落として、基礎中の基礎レベルの市販の参考書をやりこんで、演習を積みましょう。 とにかく、見る回数を増やすのです。 また、学校の教科書で扱われている文章も基本的な助動詞の活用が含まれており非常に有効です。しかし、答えや解説が授業でしか実施されず、全ての例文を扱うわけでもないので、やはり参考書を購入してとにかく見る回数を増やすべきだど思います。 私は通塾していたので塾の参考書を使っており、参考書のオススメはできませんが、質問者さんと同じちょうどこの時期に本腰を入れ始め、春休み中には自信を持って基礎が完成したと言えるレベルにはなりました。 参考書をやれば、助動詞だけでなく、頻出の助詞や動詞の活用も覚えられると思います。自分が思っている以上にレベルの低い参考書の方が効果的かと思います。 参考にしてください!
東北大学文学部 reo
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主語は分かるけど…
 こんにちは😃東大生の森Lです。古文の、人物関係省略厄介ですよね。しかし、そんな主語や目的語省略も、あるルールを理解しておけばオッケーです。一つは、敬語です。謙譲語や尊敬語、丁寧語などの基礎はオッケーでしょうか?もし、それらの基礎が不十分ならば、どんどん読解して、敬語が誰から誰に伝わっているのかチェックして慣れましょう。二つ目は、古文常識です。例えば、いざる、という動作がありますが、この動作は女性だけが行なっていましたし、琴を弾くのは女性、笛を吹くのは男性でした。それらのシンプルな古文常識を学習するだけで、グッと人物関係がわかります。また、リード文を侮ってはいけません。リード文を整理すると、本文のわからない単語などがわかることがあります。  最後に頑張ってください‼︎応援しています‼︎
東京大学文科一類 森L
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古典の読解について
古典文法の勉強の調子はどうですか? 単語を覚えて来たら、次は文法です。 古語は英語やその他外国語と違い、語順自体は現代日本語と同じ(当たり前ですが笑)なので、単語と単語を繋ぐ"助詞"や、"助動詞"の文法事項を覚えればそのまま読めます。 特に最重要課題が助動詞です。 例えば未然形接続の助動詞「る」には、受身/可能/自発/尊敬の4つの意味があります。 この「る」一つで、 「尊敬の意味で使われているから主語は偉い人だ」 「直後に打消の助動詞がきてるから、恐らく〜できないと訳すんだ」 など、様々なことがわかります。 主語の判別や、動作が成功したのか否かなどは、物語の主旨を大きく左右する要素となりますよね。 ですので、騙されたと思って助動詞の意味、接続、活用を全て丸暗記してください! そして、解き終わった古文を一単語ずつ品詞分解し、助動詞が出て来たら意味、接続、活用が何か当てはめてください。 すると、どの助動詞を読み違えたから正解できなかったかなどが分かってきて、自分の苦手分野を浮き彫りにできます。 これで古典の成績も飛躍的に上がるはずです! 古典はやり方さえ守れば努力がついてくる科目なので、ぜひ頑張ってください。
慶應義塾大学文学部 おゆゆ
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古文の読み方
古文は得意科目だったので回答します。 古文は、単語や助動詞の意味などを現代語に置き換えれば、英語などと違い、語順を入れ替えることもなく現代語訳できます。 当たり前です、同じ日本語なんだから! ですので、まずは語彙力を身につけてください。 古文単語は300〜400語が相場で、600語あれば十分すぎるともいわれています。 それに、入試で重要になってくる「現代語と異なる意味を持つ古語」などは代表的なものがあるので、まず手始めにそれから覚えていってください。 そして次に、古文を読解していく上で重要なのが助動詞です。 古典文法は助動詞の意味、接続、活用さえ覚えればマスターできます! できなかった文章を一語一語、丁寧に品詞分解してみてください。 なんとなく適当に読んでいた助動詞の意味を取り違えていた可能性があります。 そしてスラッシュですが、私は品詞分解の際、語の切れ目ごとに線を引いてやっていました。 あと、読解中も、時制が変わる時や主語が変わる時などにスラッシュを大きく引いていました。 読解中は、何でもかんでもスラッシュを引くと何が重要な切れ目か分からなくなるので程々に。 頑張って・:* .\(( °ω° ))/.:
慶應義塾大学文学部 おゆゆ
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古典 覚え方
慶應の経済学部の者です。 まず、単語の覚え方から。 英単語と同じで反復が命です!何度も何度も触れましょう! 助動詞の覚え方にも繋がる話ですが、ゴロで覚えると覚えやすいです。だから僕のオススメの古文単語張は『古文単語565』です。 この単語帳はゴロで古文単語を覚えるというものですが、非常に覚えやすいのでオススメです! 次に助動詞。 古文における助動詞って死ぬほど重要どすよね。だから特別にいい覚え方を教えちゃいます。 助動詞にとって重要なことは3つあります。 ❶接続 ❷意味 ❸活用 ❷に関してはもう慣れで覚えるしかありません。 ❸も声に出して、リズムで覚えてしまいましょう。 僕が教えるとっておきの方法は❶について。さっきの単語と同じですが、ゴロで覚えます。 以下のゴロを声に出してよんで覚えちゃってください! ▶︎未然形接続 らますむさるまじしずむ ▶︎連用形接続 たけきっ(つ)たぬけ ▶︎終止形接続 なまべららむめい ▶︎連体形接続 なりたりごとし段段比的 ▶︎已然形接続 さみしいりか 各ゴロについて解説していくと、 未然〜終止形のゴロはその形に接続する助動詞の頭文字がならんで文(笑?)を成しています。声に出して何度も読むと頭に残ります!(各文字がなんの助動詞を指しているかは自分で調べてください) 連体形接続はそのまんまです笑! なり、たり、ごとし、は全て連体形接続で、それぞれ断定、断定、比況の意味を表します。 已然形接続は『さみ』が『サ変変格活用の未然形』を指し、『しい』が四段活用動詞の已然形』を指していて、『り』が完了の助動詞『り』を、『か』は完了の『か』を表しています。 どうですか?覚えれそうですか? 僕もこの方法で覚えて受験を乗り切ったので、是非これで覚えてもらいたいです! え?文字が被ってて、接続が紛らわしいやつはどうすればいいかって? 文字が被っているのは『またなら(また奈良)』で個々で覚えましょう。これぐらいなら覚えられるはずです! 僕が紹介できる方法はこんな感じです! 古文の勉強の一助になればと思います!^ ^ 勉強頑張ってください!応援しています!
慶應義塾大学経済学部 kp
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意訳のコツとは?
こんにちは!東北大学文学部のkitaです! お答えさせて頂きます! 自分も、最初のころ参考書の答えを見て、なぜこんなに意訳ができるの?、どこまで意訳をしていいの?、などと思った経験があります。それを踏まえて、お伝え出来たらいいなと思います。 まず、個人の考えとしては、量をこなしても自然にできるようにはならないと思います。 例えば、使役動詞の 無生物S+V+O+C という、英文が出た時に、多くの高校生は 「sがoをcさせる」などと、訳します。 例で言うと、事故が私を遅らせた、みたいな感じです。訳としてかなり不自然ですよね。 でも、ある情報を知っている高校生は、このように訳します。 「sによって、oがcする」 例としては、 事故によって、私は遅れた →事故のせいで、私は遅れた 多くの人は、最初に頭の中で、事故が私を遅らせた、のような訳を作り、それを上手く日本語にしようとします。 しかし、第5文型が「sによって、oがcする」という情報を知っている人は、一瞬で自然な日本語に訳せます。 これは、訳す時以外にも、長文を読むスピードが圧倒的に変わります。 このように、1回情報を知れば、次出てきたら簡単に自分の訳に生かせると思います。 参考書のとしては、 関先生の「大学入試世界一わかりやすい英文読解の特別講座」をおすすめします。僕自身、この参考書に出会って、英語が好きになりました。 balloonさんの目標が達成されることをお祈りしています。頑張ってください!!
東北大学文学部 kita
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言語文化の勉強法
私は古文漢文が得意だったのでお答えします! 単語はめちゃくちゃ大切です!でもまずは助動詞を覚えましょう!!助動詞が分からないと文脈がとれません。(否定を肯定で取ったり、使役を尊敬で取ったりしてしまうと意味がわからなくなる) 助動詞を覚えるメリットはたくさんあります。 主語が特定しやすくなる、文脈を掴みやすくなる、共テの文法問題が解けるようになる、品詞分解ができるようになる!!逆に言えば助動詞が分からないと何も分からないということです。 私はブツブツ助動詞を唱えて覚えました。帰り道に「る、らる、す、さす、しむ、ず、じ、む、むず、まし、まほし……」(未然形接続の助動詞すべて)とかつぶやいてました笑 YouTubeにも覚え方を解説した動画があるのでぜひ 私は助動詞を覚えてから品詞分解をするのが大好きになりました笑 【私の古文漢文参考書ルート】 *古文 スタサプ古文文法(岡本梨奈)→Z会古文上達(基礎)→共テ演習、過去問演習(単語は日々コツコツ) *漢文 早覚え速答法→共テ演習、過去問演習(句形は日々コツコツ) 古文漢文の魅力は「少しの文法と単語を覚えれば、昔の人と同じ気持ちを共有できる」ことです!!昔の人も「小さいものはかわいい」って思ってたんだ!私と同じ!みたいなそういう発見をしながら勉強していくのが良いと思います。 質問があればお答えします!
東北大学教育学部 84
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古文の勉強法
主語の見分け方、難しいですよね。 私が気を付けていたのは、 ・『〜て、』の後にくる動作の主語はそれ以前の動作主と同じ人であること ・逆に、『〜ど/ども』『〜ば、』などの後にくる動作主はそれ以前の動作主とは別の人 ・尊敬語はより身分の低い者から高貴な人へ、でも天皇などは時々自敬表現を使うのめ注意 ・基本的に高貴な人は動かないので、手紙を届けたり何かを運んだり誰かを呼んだりする時の助動詞『す』『さす』は従者への使役のこともある などです。まだ無意識に手掛かりにしていたものはいくつもあると思いますが、この辺は特に意識していました。 敬語が頭に入ってきているなら、あとはそれをうまく使うことです。 私の場合(一応参考までにいうと、共テ古文は40/50は安定していました)、 まず文脈に沿って読む→大まかな出来事の流れを掴む→意味のわからない部分を文法のルールに従ってよく読み込む の順で説いていました。 共テって、選択肢が難しいですよね。 些細なニュアンスの違いや順序の違いで誤答となる選択肢も入っていて、問題を読むのにもすごく時間がかかると思います。だから、時間短縮のためにも全体を読んで内容を把握してから問題に入るようにしていました。頭の中で問に対する答えをあらかじめ作っておいてから選択肢を見れば、それに1番近い矛盾のないものが一発で答えとなるからです。問題を解くことを通して「この古文の文章はこういうこと言っていたのか」と理解していく古文の読み方は国立の記述古文向けであり、共テのようなタイプで「あれ?そんなこと言ってるのかな?」「え、こういう意味だったんだ」と考えていくと選択肢から間違った解釈の可能性を広げてしまうので危ないと思ったからです。 とはいえ、まったく意味もわからないのであれば、選択肢から文章の解釈の糸口を探るというのも使える手ではあります。 それから、源氏物語の内容をなんとなくでも通して頭に入れておくというのは、古文に向き合うにあたり大きなアドバンテージになります。当時の人間が当たり前にやりそうなことがなんとなく理解できるようにもなるし、一般的な高校生のなかで源氏物語のキャラや流れを把握している人などほぼいないため自信にも繋がるからです。 いろんな漫画や解説書が出ていますが、私は中田敦彦のyoutubeをオススメします。話が面白いので簡単に頭に入るし、忘れにくいからです。 苦手意識があるととっつきにくさが残るので、源氏物語をなんとなく通してわかっているというアドバンテージを持ってみましょう。私は古文が得意な方でしたが、この方法で自信をつけてから古文で負けなしになりました。 また、質問者さんがどんなふうに思考しているかは分かりませんが、もし古文を法則に従って全て解き切ろうと考えているなら、そこから少し離れてみましょう。私の友達にも理系で古文の苦手な子がいましたが、その人の解き方は全て古文の文法法則に則っていました。一度一緒に解いてみたことがありますが、規則にこだわりすぎて柔軟な受け止め方ができなくなっているようでした。直前の文法がこうだからこうなる、という考えは大事ですが、古文とて日本語の一種なので、言語の不規則な部分を認めてあげることが大事だと思います。文脈で合わないのであれば、その読み方のどこかに齟齬があるはずです。 結局古文も日本語なんだからさ、と良い意味でなめてかかるのも大事です。 長々と書きましたが、何か一つでも参考になることがあれば幸いです。このやり方が正しい、ということはないので、自分に合いそうなものを取捨選択して、古文で点数取ってやってください! 応援しています!
慶應義塾大学法学部 Datty
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和歌の勉強法
和歌には、「表の意味」と「裏の主張」があり、まず「表の意味」の方を正確にとれなければいけません。ここまでは単純に文法知識、語彙力で到達しておきましょう。 本題の「裏の主張」ですが、これは、まずそこまでの本文の文脈を把握しておくことが絶対です。そうすれば、「表の意味」までとれた時、「裏の主張」は何択かに絞られ、「あなたに会いたい」とか「出会いたくなかった」みたいなのに集約されてきます。 そして、比喩ですね。頻出の掛詞はマスターしておいて、目に入った瞬間その可能性を考えられるくらいになりましょう。「松」ってきた瞬間「待つ」や!ってなるように。そしてそのほかの自然の現象や、生き物を和歌に入れた意図を把握していかなければなりません。 この時点で、おそらく「裏の主張」候補は1つか2つまで絞られているはず。まだ絞りきれない場合は、助動詞などで見落としがある場合が多いので今一度怪しいところを確認しておきます。 「裏の主張」が取れれば、あとはそれをわかってますよ〜アピールをしつつ問題に答えるだけです。「表の意味」もとれていることが伝わらなければなりませんが、大抵「(表の意味)のように、あなたと(裏の主張)なら良いのに。」みたいに、表の意味をまず先に持ってきてから、裏の主張を書けばうまくまとまることが多いですね。 古文という科目の本質は、この「裏の主張」を読むところであって、文法単語はできて当然と考えましょう(まあできてない人多すぎなのであくまで理想ですが)。ここができるようになってくると、一気に古文が楽しくなりますよ。千尋さんはもう表面的な訳出はできているようですから、この一歩手前まで辿り着いているということです。頑張ってください!
東京大学理科一類 ひこにー
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