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数学の記述答案の仕方

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1/22 15:24
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黒猫

高3 宮城県 千葉大学法政経学部(58)志望

数学の答案は思考の流れを重視していると言われていますが、 答案作成について大学生の先輩から、 「最初に解答の指針を日本語で書いておくといい。自分が解答を書きながらなにをしているのかわからなくなるのを防げる。指針だけ示しておけばそこで点数がもらえる。」とアドバイスをもらいました。 例として確立など、先に場合分けを口で説明し、和を用いるのか積の法則を使うのかなどを明示していたら、途中で計算を失敗してもその方針の部分で点数をもらえた。と言っていました。 このように記述において先に指針を示すのは有効な手立てだとは思いますか? また、答案作成とはどこまで詳しく書けばいいんでしょうか?(二つの二次関数のグラフで示した時、交点を求めるために導出した式を明記すべきか。など)

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まー

東北大学教育学部

すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
はじめに答案の指針を示すというのは悪くはないと思います。 たしかに解答者がやろうとしていることを理解してもらえれば、部分点にはなる可能性はあります。 ただ、問題が2つあります。 1つ目は「答案の指針をどこまで丁寧に書くか、またはその時間がどれだけ確保できるのか」ということ、2つ目は「その部分点はどれ程もらえるのか」ということです。 1つ目については、主に時間配分の問題になります。千葉大の文系数学を解いたことがありますが、千葉大は極めて解答の指針が立てにくい問題を自力で1つ1つくずしていくような問題形式が特徴的です。 つまり、(1)、(2)というように段階を踏んで最終的に全体の問題を解かせるのではなく、1から切り崩していかなければなりません。 そのため、攻略の糸口を見つけていくにも時間は必要ですし、完答するには記述量が多いです。 指針を書いているくらいなら、むしろ答案を抜け目なく書いていった方が得点になるのかなと思いますし、そもそも解法が見えてこないと指針は書けないような問題構成だと思います。 2つ目については、非常に難しい問題です。 大学入試においては、あらかじめあった模範解答や採点基準にそって採点されます。その後、受験者全体の出来や水準を鑑みて、「〇〇が示されていれば◯点追加。」などというように微調整されるらしいです。 そのため、その指針がどの程度の点数になるかは分かりませんし、受験者の出来が良くてあなたが指針だけしか示せていない場合は極めて低い部分点になるでしょう。 以上より、指針を示すこと自体は賛成ですがそれは優先度としては低くても良いのではないかと思います。 例えば、全く分からない問題に対して何となく指針だけはぼんやり分かっている時や、答案作成の最中に時間が厳しくなり書ききれないとなった時にその後の解法が分かっていることを示したい場合など、「最終手段」として1点でも多くとるために使うもので良いのではないでしょうか? 私個人の意見にはなりますが、参考にしていただければ幸いです。
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まー

東北大学教育学部

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プロフィール

東北大学 教育学部在学中。 浪人経験あり。 受験で酸いも甘いも経験していることが売りです。 成功と失敗の両方を経験しているからこそ、伝えられることがたくさんああります。 受験科目は英語、国語、数学ⅠA、数学ⅡB、日本史B、倫理、政治・経済、生物基礎、地学基礎 得意科目は英語と日本史 苦手科目は理科基礎 【合格した大学】 東北大学 教育学部 慶應義塾大学 文学部 明治大学 政治経済学部(7科目センター利用)、法学部 立教大学 法学部 学習院大学 法学部 法政大学 法学部、経営学部(7科目センター利用) 立命館大学 法学部(7科目センター利用) 成城大学 法学部 国立組にしては私大も数多く受けている方なので、国立との両立や国立志望からみた私大の問題のイメージ等をお伝えできるかと思います! もちろん、オンラインで学習指導や勉強計画等の指導も行なっております。 塾講師でアルバイトしていた経験もございますので、是非そちらもご検討ください! 皆さんからのご質問には、懇切丁寧にお答えするようにしております。それから、なるべく現実をお伝えするように意識しております。是非ご気軽にご連絡ください!       皆さんのお力に少しでもなれればなと思っております! 本気で頑張る受験生を応援しています! よろしくお願いします!

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コメント(2)

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黒猫
1/22 22:43
なるほど詳しくご説明いただきありがとうございます! 過去問演習を通して私も貴殿がおっしゃっていたことを薄ら感じ取っていました。大学に合わせたアドバイスにも感謝いたします。 どうしても通常通り解答作成できなそうな時には、手段の一つとして覚えておこうと思います!
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まー
1/22 22:50
まだ時間はあります! 入念に対策してくださいね☺️

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理系科目の記述について
思考の流れが追える程度で大丈夫です。 細かい式変形などはスキップしてよく、 例えば「こんな図が描けて、釣り合いからこの式が立つので、答えは◯」という粒度です。 教授の独り言なので定かではないですが、 採点のときに見るのは「正しく思考しているか」らしいです。 つまり、計算過程などどうでもよく、 どの情報・理論を使い、どのような式を立てたか。 もちろん正答しているかも重要ですが、 正しい理論に基づいて思考しているか、を見ているとのことです。 (何度も言いますが、教授の独り言です。ホントのところは分かりません。) したがって、他の人が質問者さんの解答を見て、 どう考えて解答に至ったのかが判ればよいということです。 式変形も文字の定義も細かく書く必要はありません。  この関係を使うとこの式が立つので、  これを解いて答えはAです。 この程度で十分伝わります。 また、解答のまとめ方ですが、 多くの人がやっているように、 私は試験前に真ん中に縦線を引いていました。 東大の解答用紙は普通に使うには横に広すぎるので、 2行に分けることで見やすく、書きやすくなります。 (これは理科に限らず数学でも使えるのでご活用ください。) 解答の記述に慣れるには、 普段から自分の思考を書き出す癖をつけてください。 私のオススメは、計算用紙と解答用紙を分けることです。 計算用紙は裏紙でもなんでも良いです。 解答用紙は罫線の入ったノートが良いと思います。 問題演習の際は、解答用紙の真ん中に線を引き、 1週間後に見直しても自分がどう考えていたのか分かるよう記述してください。 もちろん知識問題は思考も何もないので答えだけで良いですが、 その他の問題はすべて、思考の過程を文字化してください。 文字にすることで、論理的思考も鍛えられるので一石二鳥です。 最後になりますが、解答すべき問題に気をつけてください。 東大の理科では、小問一つで2つ解答を求められることが多々あります。 (〇〇はなにか。また、□□を考慮して〇〇を求めよ。みたいに。) 私は本番、これで1つ解答を飛ばしてしまいました。 取れる点数を落とさないためにも、 解答すべき文言が出てきたら下線を引くでも丸をつけるでも、 パッと見て何が問われているのかが分かる印をつけると良いと思います。 以上、参考になれば幸いです。
東京大学理科一類 さら
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本番試験
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二次試験 記述問題
私が当時、数学の記述問題を解くときに意識していたポイントを、いくつかまとめてみたいと思います。 これは、当時の数学担当の先生に教えてもらったものなので、是非参考にしてください。 ・問題文を整理する。 まずは、いきなり解き始めるのでは無く、与えられた条件と問われている答えを、整理することから始めます。 焦って解いてしまうと、いつの間にか問題と全く関係の無いものを求めていたり、見切り発車でスタートしてしまうと、初めから解き直さないといけないことになったりするので、しっかりと予想してから解くようにします。 また、問題文で与えられた条件は、解く最中に全部を使うことがほとんどなので、条件の下に線を引いておいたりすると、見返すときも楽になります。 条件を一本線、答えを二本線など、問題文自体に線を引くと見やすいかもしれません。 ・答えを書く時には、式だけではなく日本語もしっかり書く。 記述問題では、答えのマルバツだけでなく、部分点を貰えることがあります。これは、式ではなく日本語の部分で貰えることが多いので、省略せずにしっかりと書きましょう。 例えば、三角比の問題に対して余弦定理を使おうと思った時に、いきなり余弦定理の公式を書くのではなく、「△ABCに対して余弦定理を使うと、」という風に書くといいでしょう。 また、方程式の問題等で最大値や最小値を求める問題などは、範囲があればしっかりと、「-3<x<5 の範囲であれば、」のように定義域をしっかり書くことが大事です。 これは、問題集や模試の模範解答などにも、解答例として書いてあると思うので、それを参考にしながら書くといいと思います。 ・図やグラフは絶対に書く。 問題が図やグラフに関係のある問題では、必ずと言っていいほど図やグラフを書いてください。これは、自分が解く時でも、自分の中で整理するためにも使えますし、先程も挙げた部分点という観点でもものすごく重要になります。 図形や関数の問題だけでなく、確率や数列・ベクトルでも、書けるものはどんどん書いていきましょう。 ・前の問題の答えも使ってみよう。 大問の中で、(1)~(4)まである問題をよく見ると思います。(4)の問題を解くときにどうやって解こうかなと考えてしまうことがあれば、ぜひ(1)や(2)の問題を見直してみてください。この答えを使って解くようになっていたり、これがヒントとして使える問題がほとんどになってます。 センター数学でも前の問題の答えを使って解く問題がよくあると思いますが、記述問題でも同じです。前の問題はどんどん使っていきましょう。 ・計算は丁寧に、見直しはしっかりする。 記述問題で重要なのは、計算量だと思います。大問一つ一つに、たくさんの文字と式を書かないといけません。解くときは焦らず丁寧にすることで計算ミスをなくしましょう。最初の方でミスをしてしまうと、すごくもったいないです。 また、計算ミスは誰にでもあることなので、しっかり答えを出した後にも見直しをしましょう。時間が余れば検算をするのもいいと思います。 たくさん書いてしまいましたが、一つずつしていくと、記述問題も点数を取れるようになると思います。 是非参考になればと思います。頑張ってください!
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数学の記述においての癖
はじめまして。 正直「使い方次第」というのが本音です笑。よく「問題で提示されている条件を満たす」という身で「題意を満たす」という表現を用いますが、そういう理解でしょうか?そういう理解という前提で話します。 減点はされるかどうかは分かりませんが、問題に条件が多いと、どれを示しているのか曖昧になります。そうなると、今どこの条件を使ったのか出題者が分からないということが起こり得て、せっかく合っていてももったいないことになります。 解答で必要なのはわかりやすいかどうかです。多少めちゃくちゃでも出題者は大学教授だから何となくわかってくれるという人がいますが、確かに白紙よりはマシですが、別に大学教授はその問題を解く手伝いをして欲しくて出すと言うより、その問題を通して求めているものを論理的にわかりやすく説明して欲しくて出していると私は思います。条件を漏らしていないか、必要性・十分性を担保しているか。ただ解いて欲しいだけだったらそれらはそこまで厳しい採点基準にはならないはず。でも実際はなっている(大学にもよるとは思いますが)。 何が言いたいかと言うと、少しでもわかりにくいと思ったらやめた方がいいと思う、ということです。試験は実は相対評価です。絶対評価的な部分はありますが、受験生全体の出来次第で採点基準を変更しています。なので、わかりやすい文章を書く受験生と何を指しているのかわかりにくい受験生が居たらどっちを取るか、と考えた時に、わかりやすく曖昧な記述は避けた方がいいだろう、というのが私の考えです。 まぁほとんど私の憶測なので参考程度に流し読んでいただければと思います。
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数学の答案作成に時間が…
基本的に問題集の解答は最も短く美しい形にまとめられたものですので、受験生が自分で書くものとは違うということを頭に入れておくのが重要だと思います。 数学の論述は解答欄の大きさにもよりますがとにかく全て書くことを意識していました。書こうか書かまいか迷って書かなかった内容が加点ポイントだった!ということを避けるためです。とにかく書く時は泥臭く全て書く練習を積んで添削を受ければ、そのうち必要なラインが分かってきます。 答案作成に時間がかかるのよく分かります……時間をかける問題が一瞬で分かればいいのですが途中まで解かないと分からないなんてことも多々あると思うので、私が過去問演習をしていた時の方法をご紹介します。もし興味が湧いたら試してみてください。 一橋の数学は5題120分構成でしたのでとりあえず各問題15分全力で解ける所まで解きます。この時難しくて途中で手が止まる場合はすぐ次の問題に移行、簡単で指針も経つけど15分じゃときおわらないという場合は15分でいったん次の問題に移行します。この段階で最大15分×5題=75分経過します。そこで余った45分を指針が立つけどもう少し時間かかりそうだと残しておいた問題に適宜費やします。といった感じです。 入試でも模試でも全ての問題を解ききる必要はないのでとにかく解ける問題で点数を稼ぐことを目標にするといいと思います。 数学の問題を解いていると熱中しすぎて時間が経ってしまう感覚はよく分かりますが入試においては致命的です。時間に注意しつつ勉強を進める癖をつけましょう。
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英語の記述
模試と入試で違うと思います。 模試は、膨大な量の解答を同じ基準で採点する必要があるので、「各要素があれば2点ずつで合計8点満点」のような採点をします。ですから、とりあえず傍線部近くを沢山書けば、あまり理解していなくても点数が入ることがあります。 しかし、実際の入試では、本当に理解しているかを見ます。よって、とりあえず沢山書いた解答は、要素は合っていても繋がりが変だったら点数が貰えません。逆に、模範解答の要素が入っていなくても、同じようなことを言い換えて書いていれば、かなり点数が入ります。 模試では、分かっているのに点数が貰えないということがありますが、大事なのは入試で合格することなので、気にしすぎず、的外れな解答を書かないことを意識して書くと良いと思います。
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いつまで下書きすべきか
こんにちは! 京都大学薬学部に通うものです。 何完したいのか によって回答は変わってくると思います。 例えば 現段階で3.4問完投していて、 5問目6問目でそういったつまずきがあるのか それとも 5問や6問ほどそういった苦戦をする問題があるのか 前者なら 時間がかかりそうな他の問題と見比べて どの問題に集中するのかを決めて、 他の問題の見直しの時間を考慮したうえで時間が許すまで取り組むのがベストかと思います。 後者なら(もちろん難易度にもよりますが) まだそもそも力が足りていないので、 力をつけて苦戦する問題を少なくすることに注力する夏にするといいと思います。 当たり前のことかもしれませんが、受験生は案外こういうことを言語化しない傾向にあると考えています。 当たり前すぎるからかもしれませんが… 数学において、 時間配分と分野の相性はしっかりとした戦略として自分の中で戦い方を身に着けておくべきだと思います。 しかし、それは漠然と数学の演習を行っていて身につくものではありません。 本番の150分を意識した演習をすることによってしか得られません。 なので、 しっかり過去問は 2時間半で6問セットで解くべきだと 自分は考えています。 そのうえで、 問題の復習はもちろんですが どの問題にどれくらい時間をかけたかを記録しておくことで、 どのくらいの難易度にどのくらいの時間をかけているのか どの分野には時間をかけている傾向があるのか 難しい問題にどっぷりハマる傾向があるのか 簡単な問題を丁寧にやりすぎて不必要な時間をかけていないか など、自分なりの型を見つけていく必要があります。 これは2時間半で6問のセットを何度解いたかという経験でしか得られない 得点力を上げる戦略です。 これらを把握してくると、 今取り組んでいる問題が自分にとって これくらい難しい これくらいの時間がかかりそう などが問題文を見てある程度わかるようになってきます。 下書きをどこで切り上げるべきかは、 他の問題とその問題の時間の都合、 自分と問題の相性の傾向 などを参考にしたうえで判断すると良いと思います。 化学や物理は解ける問題だけとき漁ればいいですが、 数学はそうはいきません。 数学には「数学力」と「得点の最大化」 の2分野が存在すると考えているので、 今の自分の数学力で得点を最大化させるためにはどうすべきかの戦略を練るフェーズをしっかりもつといいとおもいます。 自分は、入試直前に何回も6問セットを2時間半で解いていました。 過去問のみならず模試の過去問などもフルに活用して、自分なりの数学マニュアルをつくってみてください! あまり回答にストレートに答えれていなくて申し訳ないです。
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順列、確率問題の記述
1対1対応を解いていると言うことなので、おそらく基本的な問題はこなしてきたという前提でお話します。この場合、自分が今までに演習するにあたって行っていたノートの書き方と言うものがおそらくあると思います。なので、無理に1対1対応の解説の書き方に合わせる必要は無いと思います。 回答を作成していく時に、図を描くのは視覚的な情報で今何を自分が行っているのかをはっきりさせやすくするためです。 ですので、答案を作成していて自分が今何をしているのか明確に分かっているのであれば特に描く必要は無いと思います。 これが、図形やグラフとなってくるともちろんそうはいきませんが。 また、今回は数学がある程度出来るという前提のもと話しましたが、もし数学が苦手であって今からの網羅性の高い参考書(青チャートや基礎問題精巧)を行う場合は、答案の書き方から何まで全て真似をすれば良いと思います。
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数学の勉強法
東京大学に所属している者です。 数学力を身につける上で最も重要になってくるのが、「模範的な思考のインプットとアウトプット」です。これだけでは分かりにくいと思うので、「問題を解いた後にするべきこと」と、「何故それをやった方が良いのか」というのを以下で述べていきますので、是非参考にしてみてください。 まず、【どうしてその解答・解法になるのか】を一文・一式ごとに意識しながら解いた問題の丸つけや復習をしましょう。これは数学に限らず他の科目でもするべきではありますが、特に数学の場合は、「どうして模範解答は最初にこの方針を立てることができたのか」「どうして模範解答はここでこの式変形をしているのか」「どうして模範解答はここでこの定理を使おうとしたのか」など、言い始めればキリがないです。このような普通であれば見逃したり流したりしてしまうような細かいことにまで意識を向けることで、「解答へのアプローチの模範的な思考」をインプットすることができます。 次に、【丸つけや復習をした問題を翌日に何も見ずに解く】というステップに移ります。こうすることで、前日にインプットした「解答へのアプローチの模範的な思考」をアウトプットする練習ができます。必ず昨日考えていたことが自然にドンドン思い出されるので、復習がただの流れ作業にはならず、効率的な数学の勉強になるはずです。 少しでも参考になれば幸いです。
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数学 勉強法
解法暗記はあまり賢い方法とは思いません。解法の暗記では、数字が変わっただけの問題なら解けるようになるかもしれませんが、基本原理が同じだけど全然違って見える問題には基本的に対処できません。そうなら、全てのパターンを覚えればいいとなりそうですが、全てのパターンを覚えている間に本質を学んでいる人は数学の勉強でさらに高みに、なんなら他の科目の勉強へと行ってしまいます。 数学というのは頭を使いながら手を動かして学ぶ科目なので、そもそも暗記というものに適してないのです。 そもそも、試験問題を作る難関大学の先生方は暗記だけで解けるような問題は嫌います。基礎的な考え方を理解した前提で一捻りや二捻りを加えてきます。 ですので、個人的には本質を理解して多くのタイプの問題に立ち向かって考える力を養うことをおススメします。今までの勉強が完全に無駄になる訳ではありません。理解して問題を解いていく途中で、今まで覚えてきた解法のどこが上手いやり方をしていたのかがわかり、また、怪しい方向へ思考が進むことも止めてくれるのでたまに助かることもあるかと思います。
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記述式の勉強の仕方
 個人的に記述の勉強のキーワードは添削だと思っています。 技術の勉強で絶対にしてはならないことは答えをそのまま書き写すことです。国語や英語であれば、減点などがあれば記述の仕方がまずかったか、どこか見落としているポイントがあるということです。教材の解答や解説を読んで、自分の記述の余分な箇所を二重線で消したりたり、逆に足りない部分は付け加えます。(もちろん、自分の元の解答と区別するためペンの色は変えてください。)  国語や英語ならまだ答えを書き写してもさほど時間はかかりませんが、数学の記述は全てを書き写そうとするとかなりの量になることがあります。数学の場合はとくに解いて添削してを繰り返すことで解法や、より採点者に伝わる解答の仕方が身につくと思います。  記述もある程度の慣れは必要です。いろいろな問題を解くといいと思います。可能であれば予備校の先生などに添削を依頼してみてもいいと思います。自分では気がつかないことを教えてくれるかもしれませんよ。
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