天才には勝てないのか
UniLink利用者の80%以上は、難関大学を志望する受験生です。これまでのデータから、偏差値の高いユーザーほど毎日UniLinkアプリを起動することが分かっています。
きのこのこのこ
私は中高一貫校(年間東大4人程度)に通う高校1年生です。
(私の現状)
定期テストはいつもぶっちぎりの1番で、先生にも東大を勧められました。でも、東大に行きたいから、ではなく、誰にも負けたくないという気持ちで、平日5時間、休日12時間は最低勉強しています。青チャートは既習範囲は既に5周はひて、exerciseまで理解しています。勉強が好きで、学校では1番努力していると思います。私はバランスタイプで、どれかの科目が突出しているわけではなく、それぞれの科目が5位程度で全体的に見ると良いと言う感じです。
しかし、実テでは3位4位ほどで、低くはないと思いますが、私より明らかに遊んでいて、勉強していなさそうな人が上位にいます。(その人たちが影で私ほど勉強しているとは思いません。)定期テストは暗記なので1位であることに誇りはありません。
努力では天才に勝つことは出来ないのでしょうか?
また、今数ⅠAしか終わっていないのですが、青チャート以外に良い勉強、問題はありますか?
青チャートはもう十分だと思うので、独学で先取りをやっていこうと思うのですが、どう思いますか?塾には通っていません。
長々と失礼しました。
回答
BFLY
すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
東大生ではなくて申し訳ないですが、同級生約165人中8人ほどが東大に進学したため、その実情を踏まえてお話しします。勝てないかどうかはともかく、実力テストでも3.4位を取れる実力があれば、努力すれば東大合格は可能です。
東大に合格する人の中には、
①ガチの天才
②地頭がよく、少し勉強した人
③そもそもの能力は普通だけど、頑張った人
の3種類がいると私は考えています。
ガチの天才はそんなに多くはいないので、だいたいは②か③ということになります。おそらく③が一番多いです。東大ってめちゃくちゃ頭いい、天才みたいに思われてますけど、実際は必死に勉強頑張ってなんとか東大に入った、みたいな人も多いんです。
実力テストで上位を取るのは、②の要領がいいタイプでしょう。私もそうですが、定期テストより実力テストの方が得意なんですよね。まあでも、そこはそんなに気にすることはありません。受験戦略をしっかり立てれば、ちゃんと合格できます。
勉強が好き、かつバランスが良いというのは、東大にぴったりです。東大は科目数が多いため、それぞれの教科をバランスよく取ることができれば、かなり合格が近づきます。
どんなに努力しても、天才が本気で研究とかしたら、それには勝てないかもしれません。でも受験では、ずば抜けた得点ではなくとも、合格することが可能です。
さて、数学に関してはまだIAしか終わっていないということなので、どんどんIIBに取り組むことをおすすめします。IAも忘れない程度に演習しつつ、メインはIIBでいいと思います。
★IAの演習について
私は個人的には自分の気に入った問題集を解くのがおすすめですが、きのこのこのこさんは特にそういったことはなさそうなので、いくつか良さそうな問題集を書いておきます。
①基礎問題精講
私は書店で基礎を見ていいなと思っていたのですが、今調べてみたところ、これは入門、基礎、標準、上級などがあるようです。
本屋さんなどで実際にパラパラと見てみて、少なくとも半分程度は解けそうだなというレベルを自分で選んでみるといいと思います。
②大学への数学
これは私はあまり詳しく知らないのですが、勉強時間が多めに取れるのであればこれでもいいと思います。他の問題集に比べて、分量が多い印象です。割と難しめなので、青チャートを終えた後ならこれがいいかもしれません。
③4STEP
こちらも私は詳しくは知らないのですが、問題量が多いそうです。よく使われるものなので、質は悪くないと思いますよ。ただ少し簡単かもしれません。
④体系数学
私は中高一貫校だったのでこちらのテキストを学校で使っていました。この問題集は、かなり幅広く難しい問題まで体系立ててまとめてくれているので、個人的にはとても良かったです✨
⑤河合塾が出している実践型の問題集
駿台は難しすぎるところがあるので、河合塾ぐらいのレベルがちょうどいいと私は思います。実際の共通テストなどの試験問題の形式に慣れたい場合はこちらがおすすめです。
他にも色々と良い問題集はあると思います。Googleで調べてもいくつも記事が出てきますよね。私の尊敬している数学の先生は、シグマベストがおすすめと言っていました。実際に書店で手に取ってみて、①厚さ、問題数(ちゃんとこなせるかどうか)②解説の詳しさ(独学の場合は、自分がきちんと理解できそうなものを選ぶことが大事です)③レベル(50%程度は解けるか)の3点を考えて選んでみてください。
★IIBの参考書
こちらは青チャートが合っているなら青チャートでいいと思います。
ただ、個人的には先取り学習に関しては青チャートだと躓いてしまうかもしれないので、もう少し簡単で解説が詳しいものから取り組んでみてもいいと思います。
上に述べたものの中だと、基礎問題精講ぐらいのレベルがいいかもしれません。入門から始めて、3周程度したら基礎に移る、というような形でもいいと思います。
長々と書きましたが、参考書についてはあまり私は詳しくないので、もし不満であればGoogleで調べるか、またこちらで他の方に質問するなどしてみてください。
もし学校の先生が信頼できるのであれば学校の先生に聞いたり、卒業生で東大に合格した方がいればその方に聞いたりできるといいですね。
コメント(2)
きのこのこのこ
めちゃくちゃご丁寧にありがとうございます!!!学校のどの先生にもこんなに真剣に答えてもらったことがないのですごく感動です😭
自力で数II・Bを進めるのが正しいか不安だったので、背中を押してもらえて嬉しいです。そう教えて貰えたからにはこれから本気でやります!!!
③の努力タイプとして、まだこれから2年間(?)全力で頑張ります!
相談に乗って下さり、本当にありがとうございました。
BFLY
きのこのこのこさん
少しでもお力になれたならよかったです☺️
応援しています♪