標準問題精講に取り組めるレベルか
UniLink利用者の80%以上は、難関大学を志望する受験生です。これまでのデータから、偏差値の高いユーザーほど毎日UniLinkアプリを起動することが分かっています。
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高2、京大志望理系女子です。
私は数学が苦手で最近標準問題精講をはじめました。しかし、ネットの情報を見ていると基礎が固まってから取り組むべきという意見が多く見られて、自分はそのレベルに達しているのか不安に思っています。基礎問題精講にも取り組むべきでしょうか。青チャートを持っていますが、分量が多すぎて完璧にするのは無理だと思い、標準問題精講をはじめました。問題を解いている感触としては、難しくて精講を読んでもわからず解説を読んでなるほどとなることが多いですが、とにかく解いてて楽しいです。
参考までに、進研模試の数学偏差値は64くらいです。
回答
ryu031ki
すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
ご質問にお答えさせていただきます!東京大学理科一類現役合格の者です。
進研模試の数学の偏差値が64ほどということは、そこまで基礎がなっていないと言うことでもないように感じます。
現在高2ということはあと数ヶ月ほどで高3ですよね。京大志望ということであれば時間がとにかくないので、はっきり言って今の時期からの基礎問題精講は時間の無駄のように感じます。なおさら貴方のようにある程度できているようであればなおさらです。
もしそれでも問題が難しくて中々解き進められないと言う場合は、その分野の青チャートの例題をササッと確認して基礎を見直すと言うのが効率の良い勉強法だと思います。
また、とにかく解いていて楽しいと言うことであれば必ず成長できると思いますよ!苦でなければ人はある程度のことは続けられます。
ただ注意点として数学の解答例を見るときは式の操作の意味(目的)を常に意識してよむようにしてください。ここに大きな勉強の質の差が生まれると私は思っています。
簡単なたとえですが、放物線の二次式を見たら大抵の人は平方完成をまず行うでしょう。
ではそれはなぜでしょうか?
私たちは放物線を始めに学習したときにy=x^2からまず習い、次にy=x^2+cのy方向への平行移動を、そしてy=(x+b)^2のx方向への平行移動を、最後にy=ax^2の放物線の開き具合について習ったかと思います。これらをすべて組み合わせたのがy=a(x+b)^2+cという式になり放物線に関する諸情報が得られる訳です。
こんな風に解答にある式変形は「何の情報をどんな手段で導こうとしているのか」を常に意識し理解し自分のものに落とし込みましょう。ぱっと分からなかった場合は自分で書き込んでおくのもいいかもしれません。
また、解いた問題には何か記しやコメントを書いておくといいと思います。私の場合は、☆key問題、○普通に解けた、△少し迷ったけどなんとか解けた、×解けなかった、そのほかにも「良問!」「なるほど!」「分かるか~!」(コメントは割と自由)など書いていました。
そうすると復習をするときに見返しやすいですし、思い出しやすいように感じています!
とりあえず標準問題精講レベルは春休みの間に修了することを目標にして、入試問題の王道的な解き方を習得しましょう。そうすれば高3から少し上の問題集や志望校の過去問演習にスムーズに取り組むことができるはずです。
他に何か質問があれば何なりとしてください。応援しています!
コメント(1)
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回答ありがとうございます!
本当に時間がないというのを最近自覚して焦るばかりです。とりあえず、アドバイス通り標準問題精講を進めていきたいと思います!