模試になると点数取れない
①模試と定期テストにギャップが生まれる原因
→ 可能性として2つあります。第1に、単純にあなたが定期テストよりも模試の問題が苦手である可能性、第2に、あなたが普段定期テストの勉強を中心にやり、模試の勉強をあまりやっていない一方で、周りの人たちは普段模試の勉強を中心にやっており、定期テストの勉強はあまりやっておらず直前期間に詰め込んでやっている可能性です。
前者である場合、定期テストと模試での問題の出され方の違い、採点のされ方の違い、問題の難易度の違いなど、様々な要素がギャップを生んでいる要因たり得ます。なので、こういった点に着目して、定期テストと模試を見比べてみると何かわかるかもしれません。それと、定期テストの勉強内容が模試に応用できていないことも憂慮すべき点です。例えば、1年の1学期中間テストの勉強内容はそこで止まっていませんか?模試は、それまで習った範囲すべての実力を試してきます。なので、事あるごとに前の定期テストの範囲を復習しておかないと、模試では太刀打ちできません。
原因が後者である場合、単純に周りに比べてあなたが模試に出てくるような、教科書の例題よりも少し難しい問題を解き慣れているから、模試の問題への適応力が高いことが順位が落ちる要因となっていると思います。学校にもよると思いますが、定期テストの問題では最も基本的な知識を問題でも出題してくることが多い一方、模試ではそのような問題は解ける前提で、そこから少し発展した問題を中心に出題してきます。それに、定期テストは問題を作る先生のクセが出ますから、人によってやりにくさも感じるでしょう。
②国数英の勉強について
→ 模試問題への慣れとして、普段から基本的な問題に加え、難しめの問題にも触れる習慣をつけましょう。それから、模試を有効活用するべく、模試で解けなかった問題について復習し、自分の苦手な分野、問題形式、自分がしやすいミスなどを分析しましょう。これらに慣れてきたら、演習量を増やすなどしてどんどん量をこなしていきましょう。これらは模試に向けた勉強ですが、定期テストもおろそかにしたくないと思うので、例えば、平日は今まで同様定期テストに向けた勉強をして、休日に模試に向けた勉強をする、などのように、どの日に何の勉強をするのかを決め、そのバランスを考えましょう。参考書については、個人的に合う/合わないがあるので、実際に書店で手にとってみて自分で決めることをお勧めします。どうしてもわからなければ、ネットなどで「大学受験 ○○(教科) **(分野) 参考書 おすすめ」というふうに検索すれば評判の良いものを知れるので、ご活用ください。最後に、これまで「模試に向けた勉強」「定期テストに向けた勉強」として書いてきましたが、いずれも「受験本番に向けての勉強」であることをお忘れなく。