東工大志望の数学の参考書と過去問にかんする相談
UniLink利用者の80%以上は、難関大学を志望する受験生です。これまでのデータから、偏差値の高いユーザーほど毎日UniLinkアプリを起動することが分かっています。
けんぬ
高3、東工大工学院志望です。現状、数学は全統記述で偏差値70〜75で、河合塾に通っています。授業は特別選抜数学3c(自分の代から講座の名前が変わったかも)を受講してます。
参考書は青チャートが終わり、今、重要問題集をやっていて、その後ハイレベル完全攻略をやるつもりです。9月中に重問のb,c問題を終わらせて、10月からハイレベル完全攻略をやろうと思うのですが、そうすると過去問に入るのが相当遅くなってしまいます。他の科目は10月中には過去問に入れそうなので、少し数学が遅れ気味になっています。
得点戦略としては、150/300が目標なので、数学でそこまで高得点は狙っていません。
自分の中でこの過去問に入るまでの遅れを取り返すための戦略が3つあります。
①重問の数3をとばして、河合の授業で補完する。
②重問をすべてやり、ハイレベル完全攻略をフォローアップの問題からやることで、難易度を下げ、素早く終わらせる
③重問をすべてやり、ハイレベル完全攻略と過去問を並行して取り組む
まずこの遅れは合格者からみてどれくらい遅れているのか、またそれを取り返すための戦略としてどれが適切かお尋ねしたいです。
回答
プロトン
すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
こんにちは。東工大工学院のプロトンです。勉強お疲れ様です。数学の過去問開始時期と戦略について回答したいと思います。
まず、過去問開始時期についてですが、10月~11月に本格的に開始できるのが理想です。東工大入試にはご存知かと思いますが共通テスト一次選抜と二次選抜があります。共通テストの結果は、志願者倍率が4倍を超えた場合に適用されますが、そのラインは600点前後と少々低めです。(2024年度は557点でした。)共通テストにあまり時間を割く必要がない分、二次対策に時間を回すことができます。それ故、過去問を始めるのは少し遅れても問題無いと思います。
ただ、過去問に書かれている「傾向」みたいなところは見ておいた方がいいと思います。20カ年分の過去問を持っているのであれば過去20年の大問ごとにどの単元が出たか表にまとまっていると思います。数3からの出題が多いですよね。
3つの戦略の中であれば、戦略③が適切だと思います。ただ、ハイレベル完全攻略は数3を先にやって欲しいです。傾向として、毎年5題中3~4題は数3を絡めた問題が出題されます。特に、極限と微分積分は必ず出ると思うので、確実にやってください。それと平行して過去問を少しずつでいいのでやってみましょう。過去問をやる時に意識してほしいのは、問題の癖に慣れることです。近年傾向が変わりつつあるので、一概には言えませんが、例えば極限を求める問題はハサミうちを使うことが多い、など分かります。
長くなりましたが、焦る必要はありません。まだまだ時間はあります。最後まで諦めずに頑張ってくださいね。
コメント(3)
けんぬ
回答ありがとうございます🙇
夏休みが終わって数学が計画的に進まず、今後の方針に迷っていたのですごい助かりました。
東工大なので2次対策に時間を割かなければならないのは重々理解してますが、いつ頃から共テ対策に移行するのがベストなのでしょうか?自分は11月後半から少しずつ始めて12月から本格的に始めようと思っています。
プロトン
私の場合、私大共テ利用を受ける予定だったので11月には過去問と学校の共テ対策教材をやっていました。共テ利用や後期入試で共テを使うのであれば早めに対策を始めることをオススメします。二次対策7割、共テ対策3割くらいの比重で二次に注ぎましょう。
けんぬ
ありがとうございます🙇参考にします!