難しい参考書の勉強の仕方
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ミニヨン
今プラチカを進めており、10分から15分ぐらい考えてわからなかったら答えを見るという感じで進めています。そこで解説を読み何となく理解した気にはなるのですが、3日ほど空けて2周目、3周目を解いても間違えてしまい、理解できていない気がします。効果的な復習方法や問題の吸収の仕方のコツを教えてほしいです。
解説をただ眺めて終わりより、一回間違えて解説を読んで理解したらすぐにもう一度解き直した方がいいのでしょうか?
回答
にゃん
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青チャート・フォーカスゴールド・1対1などのいわゆる「網羅系」の参考書は終わらせましたか?
プラチカは難易度的にこれらの参考書の一つ上のイメージです。
基本的に、受験数学において難問と呼ばれる問題は、いわゆる「網羅系」参考書に載っている例題問題のポイントを複数組み合わせたり、発展させて作られていることが多いです。
基本的に復習において重要なのは、次に「似た」問題がきても解けるようにするということです。
他の科目でもそうですが、全く同じ問題はなかなか出ません。でも、「似た」問題はよく出ます。
では、「似た」とは何なのか?それは、鍵となるポイントが同じということです。
よって、復習においてはその問題のポイントが何なのかを、抽象化して把握し、次にそのポイントに出会ったときに対処できるような、ある程度一般化された手法を自分の中に確立することです。
(ある程度というのは、完璧に一般化するのは難しい場合も多いからです。実際は、明確に一般化した手法を覚えていなくても、ポイントに気づきさえすれば解けることが多いです。)
そのため、一度その問題のポイントを把握できたら(「この問題のポイントは〜を調べれば〜がわかるっていうことと、〜が周期的ってことなんだよね」って軽く説明できるイメージ)、2回目以降の復習では、実際に計算したりしなくても、ポイントを拾いながら解答の流れを頭の中で組み立てるだけでも良いです。計算の練習ができず、少し大雑把になりがちですが、大幅に効率を上げれます。
少し回り道になりましたが、質問に対する答えとしては、「その問題の核となるポイントを押さえれていればなんでも良い」です。
自分の場合はモチベ的に2周目を回すのは気が進まなかったので、問題を解いた後、解説を見てポイントを把握したら、復習すべきと思うポイントを問題文の横に短く書いていき、復習の際は問題文とそのポイントを読んで、「ハイハイこういう問題でこういう解き方ね、ハイハイ」って感じで眺めてました。
色々書きましたが、この辺のことは「受験の叡智」という本に、もっと詳しく、説得力のある形で書かれているので、ぜひ読んでみてください!
コメント(2)
にゃん
追記
2回目以降の復習時、頭の中で解くだけだと、実際に解いたら詰まってしまうのに、わかった気になって次に行ってしまうということが多いです。
自分の場合は、どうしても2回目以降実際に解くモチベが湧かなかったので、上記のやり方がベストでしたが、やはり、2回目もしっかり解答を書き上げる方が絶対に力はつきます。
なので、時間があるのであれば、できる限り2回目以降の復習時も、解答を完成させていくことを強くお勧めします。
繰り返しになりますが、復習において大事なのは、その問題のポイントは何かを意識することです。
流れ作業にならないように気をつけてください。
ミニヨン
返信ありがとうございます!
復習の時は手を動かしてポイントを意識しながら解き直そうと思います!
網羅系参考書なのですが、ちょくちょくできないところ(コンパス4以上とか)がまだある気がするのでやり直そうかなと思います。