問題状況を正確に出来るだけ早く把握してミスを防ぐにはどうすればよいか
クリップ(0) コメント(1)
2/2 7:45
UniLink利用者の80%以上は、難関大学を志望する受験生です。これまでのデータから、偏差値の高いユーザーほど毎日UniLinkアプリを起動することが分かっています。
tsu
高3 千葉県 東京工業大学工学院(65)志望
東京科学大学志望の高3です。科学大の物理で本番120点取ることを目標に現在物理は過去問をメインでやっています。1度解いた問題は大体正答率としては9割ぐらいを取れるのですが、初見の問題のセットでは必ずどこかの大問で符号ミスや問題中の正の向き、使える文字のところで失点が起きてしまっています。自分なりに解く時のルール(図に必ず正の向きを書き込む、使える文字を印する、など)を決めて解いたりはしているのですが、いまいち点数が伸びず、6割ぐらいになってしまいます。何か有効だった方法があれば参考にしたいので教えてほしいです。よろしくお願いします。
回答
はる
東京工業大学情報理工学院
すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
東工大情報理工学院1年の者です。
勉強お疲れさまです。
東工大の物理は、記述式だし、後半の計算が重いし、なかなか大変だと思います。
ここから、計算ミスを無くすコツについて解説しようと思います。
まず、持論ですが、なぜ計算ミスをするかの理由をご説明します。
ひとつの側面として、計算ミスは、自分の能力が、問題の方針を立てることが出来るくらいには高いが、問題の方針を立てつつ、計算ミスに気をつけることが出来るくらい脳のリソースを余らせることが出来ていないから発生するのです。
2回目で高得点が取れるのは、一回目で方針を知っていて、計算ミスを対策するのに使う脳のリソースが余っているからです。
ですから、もう受験まで1ヶ月を切っていますが、ひたすら経験値を積み続けることが大切です。
次に、即効性のある計算ミスを減らす方法をお伝えします。
それは、極端な例を考えることです。
簡単な例で、2つの物体が衝突することを考えましょう。
反発係数が絡むので、符号ミスが起きやすいと言えば起きやすい例だと思います。
質量m_aの物体Aが速度vで移動していて、時刻t=0で質量m_bの物体Bに衝突したとしましょう。反発係数はeとします。この時の衝突後のAとBの速度を求めなさい。
この問題に対する答えは、分数になってここに書くのは難しいので省略しますが、例えばeを0にしたならば、物体AとBは同じ速度で運動しなければおかしいです。
さらに、物体Bの質量を無限にしたら、物体Aは動かない壁と衝突した時と同じ挙動を示さなければおかしいです。
物体Aの質量を無限にしたら、物体Aの速度は変わらないはずです。
このように、ある変数を極端な値にとったとき、解答が矛盾していないか考える事はかなり有効な手段です。
この手法は、物理に限らず、数学などでも有効です。
以上になります。
あと1ヶ月弱頑張ってください。貴方が後輩になる日を心待ちにしております。
コメント(1)
tsu
2/2 12:40
脳のリソースの話、盲点でした…
本番でベストが尽くせるよう残りの期間頑張りたいと思います。ありがとうございました。