受験の時の参考書
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かじこ
初めまして。新高校2年生の者です。僕は慶應義塾大学の経済学部を志望しています。早慶合格した方々の使っていた参考書を調べると色々出てきたので何が良いのか分からないので教えてください。特に筆記対策と長文対策の参考書や問題集を教えて貰えると幸せます。
回答
tona
すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
こんにちは、tonaと申します。毎日勉強頑張っていらっしゃることかと思います。適度に休みつつ、充実した1年を過ごしてください。
私は、現在慶應の経済学部は受験していないのですが、過去問などを見る限り大差はないと思うので、回答させていただきます。質問の感じ、英語のような気がするので、英語中心で行きます。数学か社会かが分からないので、小論文は書いておきます。
まずは、単語帳については「システム英単語」「速読英単語上級編」あたりがとりあえずおすすめです。これを完璧にし、模試や問題演習などでできないものがあったら加えていく、という形で良いと思います。それらでは物足りないと感じたのであれば「データベース4500(5500だと少し多いかも)」もしくは「鉄壁」で良いと思います。大事なのは、一度サラッとやって終わるのではなく、決めた1つ単語帳を何度も繰り返すことです。できないもののあぶり出しを行い、できるものは見ないマークをつけてしまいましょう。
次に長文についてです。「入門英文解釈の技術70」という参考書で本当の基本の構文を学んでください。ただこれは本当に基礎なので、普通に英文が解説など必要なく読める、または「入門英文解釈の技術70」の内容はわかっている、と感じたのであれば、「基礎英文解釈の技術100」で学んでください。「基礎英文解釈の技術100」までできていれば、技術的な面ではマーチレベルの問題は解けるようになると思います。
次は演習を重ねていきます。上の2つの参考書はどちらかというと読み物なので、アウトプットにはあまり向いていません。そこで「ポラリス1」または「やっておきたい英語長文300」をおすすめします。そこまで難しいと感じず、学んだことが活かされていると実感できるはずです。最初で次と書きましたが、「基礎英文解釈の技術100」をやりながら並行してやっても大丈夫です。簡単ではありますが流しでやるのではなく、何か学びはないかという姿勢でやりましょう。ここまでは夏までにやっておくのが良いです。
その後は、文章や問題のレベルを少しずつ上げていくことになります。続きである、「ポラリス2」や「やっておきたい英語長文500」が良いです。また、他のおすすめとして「基礎英文問題精構」があります。これは、問題数が多いので学んだことの実践ができる上、難しい英文解釈について、最低限必要な解説がついてます。一気に解くのではなく、毎日1つずつ、多くても2つずつやって、解説を読んで分からないことがあれば、先に挙げた構文の参考書に戻るということをやりましょう。ただ、最後の方が結構きついので、少しでもきついと感じた時点で残しておくのはアリです。ここまでの内容を2年生の冬までにできていれば十分で、この段階でたいていの英文の解釈はできるようになっていると思います。
ただ最終的に、慶應経済学部レベルとなると更に上の読解能力が求められます。2年生の冬から春、そして3年生を通して、そのレベルに達していただくことになると思います。問題を解き続けることになりますが、
大事なのは
①過去にやった問題をある程度(2週間から1ヶ月ほど)あけて再びやること
②新しい問題に取り組むこと、をうまく回していくこと
です。
①は「ポラリス2」や「基礎英文問題精構」のことです。その後、これらから学ぶことはない(3周程度)状態になったら、新しくやったもの(②に当たるもの)が同じように復習できます。復習は最初に「ポラリス1」について言及したやり方で良いと思います。
②は「やっておきたい英語長文700」をまずやりましょう。これらを終えたら「やっておきたい英語長文1000」「ポラリス3」をやるのが良いと思います。この2つのうち、時間的に厳しければ、片方でも良いかと思います。これらは夏までにやります。①にも書きましたが、一度やったらすぐ①の復習のサイクルに入れます。夏からは過去問も②に入ると思います。
注意点としては、2点あります。1つ目は①と②の適度なバランスをうまく取った上で、他の勉強との兼ね合いを考えることです。英語だけの勉強生活にせず、受験で使うすべての科目、学校の勉強をうまくスケジュールに組み込んでください。2つ目は過去問についです。過去問については、3年生になった段階で、志望校のものを1年分(少し古めで5年前程度でしょうか)をきっちり時間を測ってやりましょう。ここで、自分と各大学の問題との距離感を知る必要があります。ここまで頑張ってきて、上手くいかないこと、意外と上手く行くこと、それぞれあると思います。
最後に筆記についてですが、何を指しているかわからないので、英作文ということで進めたいと思います。
まず書き方を学ぶということで、先に述べた「基礎英文解釈の技術100」をやった後で「英作文基本300」をやってみてください。つまり2年生の夏休みから始めるイメージです。もちろん早く始めても良いのですが、学んだことが意外と活かせることに気がつくと思うので、その方法が良いかと思います。ここの基本の例文300個を暗記したら、本番でも組み合わせでも書けるよね、という考え方の参考書なので、どちらかと言うと単語帳や英熟語帳に近く、持っておいて損はないです。
実践レベルの参考書としては2つおすすめがおります。1つ目は「基礎英作文問題精講」があります。これは先ほどの「基礎英文問題精講」と同じくもしくはそれ以上にハードかもしれません。ある程度書ける人にとってはピッタリはまりますが、そうでないと辛いだけかもしれません。2つ目は「英作文が面白いほど書ける本」です。これは、初心者からでもとっつきやすく、応用まで対応できます。なので、完成させるととてつもない実力がつきます。「基礎英作文問題精講」も確実に解けます。少し難点なのは量がとても多いので、英作文にかける時間がなければ、これはやりきれないことです。これらは2年生の夏休みの最後または秋くらいから3年生の夏前くらいまでで、じっくり完成させていくイメージで良いと思います。
さて、ここまでも長いですが、最後に少し小論文も少し触れます。「小論文のネタ集め」という質問に対する回答に詳しく書いているので、ぜひそちらも見てください。ここでは、参考書について本当に軽く触れます。私は法学部で小論文を使いましたが、経済学部についても大差ないです。これを言ったら元も子もないですが、基本的に小論文の対策はそこまで気合を入れる必要がないというのが私の考えです。一応私の友人で「小論文これだけ-法・政治・経済編-」というのを使っていた、という話は聞きましたので、一応書いておきます。
とても長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございます。私の回答が、質問の意図とずれている可能性もありますので、何かありましたらコメントをお書きください。この回答がかじこさんの今後の勉強の一助となれば幸いです。
コメント(1)
かじこ
本当にありがとうございます