数学の勉強の進め方
UniLink利用者の80%以上は、難関大学を志望する受験生です。これまでのデータから、偏差値の高いユーザーほど毎日UniLinkアプリを起動することが分かっています。
あうと
数学の勉強の仕方について
YouTubeやサイトで調べたところ
1年間は例青チャートを完璧にしてから次の参考書に入りなさいと言います。
では、青チャート→プラチカ→新スタンダード演→新数学演習→過去問
という順序で青チャートが1周終わったらすぐにプラチカをやり
プラチカ1周終わったら新スタンダード演習をやり……
という方法でやることはいけないことでしょうか?
1周終わったすぐ後なら参考書の記憶は定着しているので次のレベルの参考書へ入っても戦えると思いました。
そして、この仮定が成立するなら1冊を隅から隅まで完璧にするよりも短期間で成績が上がるはずです。
どうか、どなたかアドバイスをして欲しいです!
お願いします!
回答
yuya
すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
エビングハウスの忘却曲線(人が時間経過でどれだけ記憶しているかを曲線に表したもの)って聞いたことあるかな?
20分後:58%を覚えている
1時間後:44%を覚えている
1日後:33%を覚えている
6日後:25%を覚えている
という風になっているよ!
ここからわかるのは
問題集を一周したくらいでは出来なかった問題が出来るようにはならないってことだね。
でもこのエビングハウスの忘却曲線には応用があって、復習のタイミングによっては100%に戻す事ができるってのがわかっているよ!!
24時間以内に10分の復習をする
1週間以内に5分の復習をする
1ヶ月後に2~4分の復習をする
こんな風に復習すれば最初に勉強した時とほぼ同じ記憶を作る事ができる。
これが青チャートを完璧にしてから次の参考書に移ろうって言う根拠だね。
ただしこれは平均的な能力に対しての評価だから、覚えが良い人に関しては一回である程度把握できる人も実際居るとは思う。そういう人は色々な参考書をこなす方が問題量的に多くなるからいいと思うよ👍
あうとくんが出来るかどうかは自分が一番分かっていると思うし、自分の肌感にあった勉強をするのがモチベーション的にも一番良いからそこは感覚と話し合って決めてみて!
青チャートの一度できた問題を何度もやるのが煩わしくて他の参考書に移行したい場合はこのあと書く勉強法を参考にしてみて欲しい!
《青チャート必勝法》
①青チャートの問題を見て、回答の方針が立つか(この問題はこういう解き方をしますってのが人に説明できるかどうか)を判断して出来るならば問題に○をつけて下さい。無理なものには△をつけてください。全部の問題に対してこの作業が終わったら②にいきましょう。
②△の問題の解答を読んでみてください。「あ!こんな感じだったな!」ってわかるものは△のままにしておきましょう。「何だこれ?」ってなったら×をつけましょう。判断の目安は、一回解答を読んだ後解答を見ずに問題に答えられるモノを△にしましょう。
③×になってるところを1日5〜10問ずつ解いていきましょう。二周目から解答を見なくても方針が立ってきたら△に書き直しましょう。
④残った×の問題は解決しないとこれから先あなたがずっとミスをし続ける問題なのでいつでも見れるように印刷したり、日替わりでスマホのトプ画にして頭に刷り込みましょう。
⑤④と同時並行で△の復習をします。問題を見て解答をどういう風に答えれば良いかの方針を立てられるか何回も確認しましょう。実際の計算はやらなくて良いです。
これが全部通してできていたら難しい参考書や過去問を数ヶ月やるだけでほぼ数学は完成だと思ってくれていいレベルまで仕上げられるよ🙆♂️
コメント(3)
yuya
単純記憶の検証をしたエビングハウスと理論的に考える数学の分野では少し相違点があるかもしれないけど、基本的には自分の記憶力を過信せずに復習しまくった方が上手くいくのが受験勉強の常だからもしよかったら試してみてね!
あうと
回答ありがとうございます!
丁寧かつ優しく教えてくて本当にためになりました。言われたこと全て実践していきたいと思います。
yuya
昔サッカーをしていた時に恩師に
「サッカーに限らずどの分野でも大成する人は、人の話を素直に聞ける人と教えられたことをやり続けられる人だ」
と言われたのを思い出しました。
自分で勉強法を調べてそれに対して意見を持って、質問したことからまた学びを得ているあうとくんの姿勢は凄く素敵だと思うから是非勉強とそれから色々な分野で活躍していってね🙆♂️