一橋大学法学部に合格するために
ヨウさんこんにちは。
一橋大学商学部の〆さばです。
まず第一に、一橋大学には4つの学部がありますが、それぞれの学部によって教科の配点が大きく異なります。
例えば、(数学 英語 国語 地歴公民の順で記します)ヨウさんの志望する法学部の配点は(180,280,110,160)となっています。
受験は満点を取ることを目指すのものではなく、あくまで合格点に達することが目標です。(およそ6割取れれば良いと思います。)そのため、定期テストとは違い重視すべき科目とそうでない科目を区別するのはOKです。一橋大学を志望するのであればどの学部を受験するのかまで決めてから目標設定をする必要があります。
これらを踏まえて考えていきましょう。
配点上、科目の優先順位は英語>数学>地歴公民>国語となります。
ただ、英語は配点が突出して高いため捨てるわけにはいきませんが、他の3科目に関しては点差はそこまでないためヨウさんの現在の成績に合わせて時間配分を割り振っても問題ないと思います。
受験において戦略を立てることは非常に重要です。センター試験の点数に従って、合格点に達するために2次試験で必要となる点数を定め、その点数をどの科目で何点稼ぐかという大まかなプランを立ててみてください。(これは過去問に入ってからで大丈夫です)
以下、学習の進め方について記します。
僕は、大まかには 1年生、2年生のうちは基礎固め、2年生の後半から3年生の夏休み前までにセンター対策、3年生の夏休みからは過去問演習という感じで進めました。僕はこういった計画を2年生の春あたりに立ててそれ通りに実行していました。一橋は過去問の焼き直しのような問題が頻繁に出てきます。過去問10年分を2周できればかなり有利になるはずです。僕は商学部で数学の配点が高いため、25年分ほどこなしました。
また、社会はどの科目でも一橋特有の癖があります。(特定の地域や時代が頻繁に出題される)そのため、基礎固めが終わったら一橋の過去問に取り掛かる方が良いと思います。(他大の過去問にはあまり似たものがない可能性大)
ヨウさんがまだ進めていない国語と社会ですが2年生のうちから少しずつ進めていくのが良いでしょう。
一橋の国語の問題を見たことはありますか?
一見普通にも見えますが、とくに現代文は指定字数がかなりシビアです。解答の要素を見つけるのはそこまで難しくはありませんが全て押し込むのは至難の技です。これは大問3の要約にも言えます。大学側は必須事項を簡潔にまとめ切る能力を要求しています。かなり癖が強いため過去問を解くのが重要です。2年生のうちから現代文の問題集を進めるとその後スムーズに過去問に入れると思います(下記参照)
近代文語文はそこまで気にしなくて大丈夫です。言い回しの古い現代文に過ぎずセンターの古文漢文の対策をしっかりしていれば十分です。
要約はやってみる以外に上達する方法はありません。要約は要素を抜き出せさえすれば得点になるため、得点源にしている人が多いです。是非様々な文章を要約して練習して見てください。ただし添削者は必ず見つけてください。自分だけでは要素の確認は主観が入ってしまい、採点は困難です。
一橋の社会は大学入試ではおそらく最難関です。量が多い上にかなり高度な部分まで掘り下げることを要求されます。ですが発展的なことに囚われすぎずまずは基礎を固めてください。書いてみるとわかりますが、難解な用語をいくら覚えていても文章化するとなると単語の羅列をするわけにはいかず、大まかな流れを書かなければなりません。是非大筋を捉えることを意識してみてください。(細かい用語は流れが入ってから覚えると覚えやすいですよ)
以下オススメの参考書について書いていきます
国語:入試現代文へのアクセス(3冊)
数学:文系プラチカ、一橋大学の数学(過去問です)
英語:ポラリス3 Rise4
何か不明な点があれば気軽にコメントください^_^
コロナの影響で大変ですが、受験勉強頑張ってください!