英語を得点源にしたい
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7/10 20:03
UniLink利用者の80%以上は、難関大学を志望する受験生です。これまでのデータから、偏差値の高いユーザーほど毎日UniLinkアプリを起動することが分かっています。
咲空
高3 東京都 芝浦工業大学建築学部(58)志望
芝浦工大建築学部を志望している高3生です。受験科目を数学、英語、化学に決めて受験勉強を始めています。この3科目の中で英語が苦手科目で勉強をしても定期考査や模試の点数が上がらず焦っています。受験をするにあたって、同じ志望校を受験する他の受験生は3科目とも高得点を取ってくると思いますが、特に数学と化学に関してはすごく点数の差がある訳では無いと芝浦工大に通っている知り合いにきいたので、英語を得点源にしたいです。そこで、おすすめの勉強方法などありましたら教えて欲しいです。
今は、ターゲット1200、1400、1900、1000の4冊を(1200と1400は単語の復習で、1900と1000を中心に)毎日やっています。文法は即ゼミを使っています。
回答
ひろ
慶應義塾大学法学部
すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
英語に必要なスキルを分解してみましょう!
以下のように分解されると思います。
①単語
②熟語
③文法
④英文解釈(構文など)
これらのスキルが揃って初めて、長文や和訳問題が解けるようになります。それぞれ、以下の項目を参考にしてみて下さい
①単語→
難関私立であっても、基本的にはターゲット1900のレベルを一冊完璧にすれば、十分です。こでいう完璧の定義は「単語を見て瞬間的に、意味が浮かぶ」という程度です。何周もして、復習も兼ねて直前まで何度も確認しましょう。また、覚えていない単語をチェックして、効率的に周回しましょう。周回していくうちに、1日で500単語くらい回せるようになります。難しい単語に関しては、英単語を見て、意味が浮かべば十分です。最初は無理にスペルまで覚えないでください。
一つ単語帳を完璧にしてもわからない単語は、新たな単語帳で覚えるのは非効率的です。見つける度に、ノートなどにまとめて、自分の単語帳を作りましょう。
②熟語→
熟語の対策の必要性は、志望校の問題に熟語の問題が出るかによりますが、いずれにしろ長文を読むのに必要最低限の熟語は覚える必要があります。「ターゲット1000」などレベル別に分けられているもので、自分の志望校に必要なレベルまで暗記して下さい。それ以上の熟語は不要です。その時間があったら、単語や文法、他の科目に使って下さい。
③文法→
文法は即ゼミを使われているという事ですが、文法の理解はできていますか??勉強法をインプット、アウトプットで分けて考えてみましょう。インプットとしては、学校の授業やスタディサプリなどの授業形式がお勧めです。参考書では、本質的な理解は難しく、即ゼミやネクステなどは暗記などで網羅的に覚えてしまいがちです。まずは、スタディサプリでインプットしてみて下さい。アウトプットでは、スタディサプリ準拠として「ポラリス英文法」がお勧めです。インプットした形に沿って、アウトプットできるので、スムーズに定着すると思います。レベル別に分かれているので、実際に手にとってみて、自分より少しレベルの高いものからやってみましょう。
④英文解釈→
多くの受験生がこのステップを欠いており、長文を感覚で読んでしまい、正確に意味が取れていなかったり、時間内に解き終わらないという弊害が生じています。
英文解釈とは、英文を分解することです。品詞を区別し、節でくくり、SVOCを正確に取れるようになることです。そのためには、構文を覚えて、実際に英文を分解する練習をしなければなりません。これができるようになると、①和訳の問題で単語を頭の中で繋げるのではなく、正確に意味が取れ、確実に満点を取れる。②長文を読んでて、副詞節が抜き出せるので、読む必要な部分を飛ばせてスピードアップできる。などのメリットがあります。
勉強法としては、必要な構文を覚えるために、「英文熟考上・下」「肘井学の読解のための英文法」をやりましょう。構文をインプットしつつ、参考書内の英文を徹底的に(品詞、節、SVOC、修飾語と被修飾語など)分解して下さい。
以上のスキルが揃って、初めて長文読解に必要なスキルが揃います。あとは、長文の実践問題集を解きましょう。問題集としては、「the rules」がお勧めです。まずは、時間がかかっても良いので、徹底的に分解して下さい。the rulesの解説部分に大まかな構文の分解があるので、そちらを使って、分解があっていたか確認して下さい。
一度、分解と丸つけが終わったら、音読です。CDが付いているので、シャドーイングを行なって下さい。最初は、構文を目で追いながら、目と耳、口を使って、英文と構文をセットで頭の中に叩き込んでください。10、20回聞いてるうちに、自然と英文のみでも、構文が浮かんでくるようになります。さらに何回も聞いていると、音声を聞いてるだけで、文字と構文が頭の中に浮かんできます。このように繰り返すことで、長文の読解の速度、さらにはリスニングの練習にもなります。
the rulesのすべて上記のように解き終わった頃には、初見の文章でも分解できるようになっているはずです。そしたら、共通テストや志望校のレベルの実践問題集に手を出しましょう。ここでも、最低限の分解は行いながら解いていきましょう。
リスニングは長文練習の音読で音声が聞き取りやすくなるので、あとは共通テストなどの実践問題で演習を行なって下さい。
以上が英語の勉強方法の全てです。英語は受験において、最も配点が高く重要視されていますが、その分必要な勉強量も膨大です。是非頑張って下さい!!
コメント(1)
咲空
7/12 16:59
ありがとうございます!
単語帳に関しては9割程覚えたものを忘れない為に何度も復習をしています。文法に関して、文法の理解はある程度できていて、そのうえで即ゼミを使用しています。ただ、分からなくなってしまった場合があるのでその時にスタサプを使用したいなと思います。