現役で逆転合格するには
UniLink利用者の80%以上は、難関大学を志望する受験生です。これまでのデータから、偏差値の高いユーザーほど毎日UniLinkアプリを起動することが分かっています。
はこ
偏差値60前半の高校に通う文系の新高3です。神戸大学経営学部の現役合格を目指しているのですが、かなり絶望的です。
全統共テ高2模試 2月回の結果⬇
英語(R) 53/100
英語(L) 66/100
数学1A 45/100
数学2B 36/100
国語 137/100
国数英総合偏差値 53.7
生物基礎 18/50
地学基礎 37/50
日本史 47/100
政経 55/100
情報 34/100
国文6―8 528/1000 偏差値53.4
ここから追い上げるための参考書ルートと進め方、勉強のコツ、計画の立て方などを教えていただきたいです。
数学は最初に基礎問題精巧と標準問題精巧、英語は基礎英文解釈技術100を完璧にしようと思っています。
かなり絶望的で、本当に厳しい状況にある事は自分でも分かっています。高2の春に志望校を決めて毎日塾に通って勉強してきて、進研模試で国語や英語が偏差値67あたり取れてもこの結果です。塾の先生も担任も友達も、口では「頑張れ」と言いながら心の中では「どうせこの人は無理だろうなあ」と思っているように思えてきます。母は浪人しても良いと言ってくれているけど、高い塾代を無理して出してくれているのも知っています。絶対に、絶対に諦めたくないです。現役で合格したいです。この1年全ての時間を勉強に捧げる覚悟はあります。教えてください。よろしくお願いします。
回答
reo
すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
(回答が長くなりますことをご了承ください。)
はじめに、私の高2同日模試(一部未受験により4月のマーク模試)と本番の得点率を公開します。ただ、私は共通テスト第1期生であり、前年はセンター模試を受けています。センターと比較すれば共通は平均得点率が10%程も低下したと言われており、逆に言えばセンターは簡単だった筈ですが、それでも1年前はひどいものでした。
高2センター⇒現役本番
国語 140/200(現代文 82/100古文24/50漢文34/50)⇒150/200(現代文87/100古文22/50漢文41/50)
数学1A 56/100⇒82/100
数学2B 40/100⇒85/100
英語R 63/100⇒84/100
英語L 71/100⇒82/100
日本史 59/100(4月)⇒72/100
倫政 30/100(4月)⇒57/100
生基 28/50(4月)⇒32/50
地基 16/50(4月)⇒50/50
合計 503/900(55%)⇒694/900(77%)
国語はほぼフィーリング状態、理社はほぼノー勉状態から1年間でどうにかしました。
高校偏差値は一応70はありましたが進研偏差値は元々50台、部活引退時期は10月末でした。
マーク模試・記述模試・冠模試全てE判定、私立大学全落ち(明治6連敗・理科大文系学部2連敗)からの大逆転合格です。英語と国語は解ききる事の方が少なく、やっと安定して時間を間に合わせることが出来る様になったのが高3の11月です。
まず、全体的な戦略的な面からのアドバイスです。
①二次合算得点率で科目別対策を考える
例えば東北大文学部の二次合算合計点は、共通600点(国100・数100・英100・社200・理100)と二次1000点(国400・英400・数200)でした。教科別の優先順位は国英>数(>社>理)なのは明らかですよね?
ですので、ほとんどの勉強時間を国数英につぎ込みました。
本当に極端なのでこれに関しては真似しないで欲しいのですが、倫理分野は青年期だけをやって他はノー勉で。(選択者は分かると思いますが、90%は未履修状態です。)日本史も学校のテストでは常に下位10人でした。
時間がとにかくなかったので、社会は捨てていました。ただし、理科基礎は全ての教科の中で最もコスパよく得点を上げられるのでそれなりにはやりました。(理科基礎の中では地学基礎が最も簡単です。)
このように、自分の志望校に沿った形での科目別対策が必要です。
時には、友人や学校の先生方からのアドバイスを勇気を持って無視することも必要です。
②第一志望の対策だけを徹底
私が私立大に全て落ちたこともこれが原因ですが、過去問演習は東北大しかほぼ解きませんでした。その分、東北大10年2週に加えて、傾向が似ている北大・千葉(数学)10年、京阪神(英作文)10年・北大(国語)10年も解きました。共通テストの予想問題も10回分は解きました。
過去問演習10年は夏休み中の必須課題です。
正し、その際の得点率は問いません。(私は最高52%でしたが最低15%でした。)
過去問演習10年分では、各大学の傾向が理解出来ます。
例えば東北大の文系であれば、国語は現代文は時間が非常に長く記述力が試されますが、問題文の難易度はそれほど高くありません。古文は難しいですがその分漢文がかなり解きやすいです。数学は、二次関数・微積・確率が直近10年中9年出題され、傾向的にその他の分野からは1大問分しか出題されないという予想が立ちました。英語は長文のレベルが非常に高く読解が出来なくても、指定された文章の和文英訳・英文和訳さえできれば合格点には達する事が出来ます。
以上の様に、10年もとけば各大学の傾向がかなり明確に現れます。夏休みにこれをやることで、2学期は二次対策に特化出来ました。
例えば日本史や倫理には時間をほとんど割かず、代わりに二次関数・確率・微積は膨大な過去問演習に加えて青・赤チャートの問題も全て解きましたし、英作文のテキストも他の同級生よりやりこみました。現代文も人より時間をかけて復習することを意識していました。
③長期的スパンで継続する・自分の性格を理解する
模試の結果が振るうことは無いだろうと覚悟を決めていたので、ほとんど短期目標を立てず、「○月までにこのテキストを終わらせる」という長期的なスパンを立てつつ、8時間以上10時間以下勉強をとにかく継続することを意識していました。
また、StudyPlusも一時期は活用していましたが、他人と競争するとネガティブ思考に陥るという自分の性格をしっていたので、競争相手を見つけ出そうとせず、自分の勉強時間の管理だけをしていました。
④理科基礎
理科基礎だけはマジで得点を取れます。12月からでも間に合うくらいです。
「共通テストで面白いほど得点が取れるシリーズ」(黄色のテキスト)を2週読み、センターや共通、模試や予想問題等の過去問を20回解けば9割は堅いです。
こんなアドバイスをしておきながら、12月24~25日に学校で実施された本番想定最終マーク模試(駿台の予想問題?)でも65%でした。クリスマスで煌めく駅の中を泣きながら帰った思い出は今でも忘れません(笑)
続いて、質問者さんに対応した教科別のアドバイスですが、英数のテキストは問題無いかと思います。その他、手短にアドバイスします。『』はマジでオススメの参考書です
《国語》
・古文単語はやらないといつまでたっても解けない
・現代文は量より質(正しい読解方法と解き直しで得点は上げられる)
・漢文は句法を覚えればすぐに得点が取れる狙い目の分野。『漢文早覚え即答法』
《数学》
・早慶東京一工以外は難問を解く力は必要ない。青チャートを完璧に解ければ余裕
・学校指定の参考書を夏休みまでに⇒夏休みで共通・二次の過去問10回分
《英語》
・文法は基礎レベルまでで問題ない
・徹底的な解き直し⇒音読で読解スピードup
・単語帳2~3冊、熟語帳1冊(私はターゲット1200・東進高速基礎マスター・シス単・解体英熟語)
《社会》
・長期的にやるよりも短期間で1分野を仕上げていくイメージ
・共通は1問1答よりも過去問演習のほうが得点は上げられる
《理科》
・理科基礎はとにかくコスパ良い
・最悪12月からでも間に合うくらいやることは少ない
最後に大切なのは、「自分は馬鹿にされても他人を馬鹿にはしないこと」だと思います。
私は学校ではいじられキャラでした。志望校と現状の成績があまりにもかけ離れていたからです。
確かに、共通模試も最高で65%止まりでした。模試で偏差値60なんて滅多にとることは出来ませんでした。日本史の先生には直接、「お前は合格は厳しい」と言われました。
全て無視というか、全く気にしませんでした。そして言い返しませんでした。
国立受験が終わり、同級生が再度学校に集まったとき、応援してくれた人からの歓迎と小言を言ってきた人たちの居心地の悪そうな雰囲気は今でも忘れません。
受験は確かに学力が必要ですか、戦略でいくらでも埋め合わせが効きます。むしろ勉強ばかりで戦略を立てない人が多い印象すら受けます。
質問者さんは、賢い戦略で合格をものにして頂ければと思います。
長くなりましたが、参考にしてください。応援しています!
コメント(2)
はこ
ありがとうございます!!
絶対に頑張ります。
はこ
少し質問させてください。
英単語帳は、学校で配布されたLEAPだけをずっと使っています。もうほとんど覚えきっているのですが、この時期からでもやっぱり2冊目は始めた方がいいですか?英熟語は速読英熟語を持っています。